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もうひとつのトピックス
北海道

北海道後継者人材バンク~事業承継したい経営者と創業希望者を繋ぐ20210301

北海道後継者人材バンク~事業承継したい経営者と創業希望者を繋ぐ
将来的に起業することを考えている。転職を考えている。
北海道へ移住して、新たな事業をはじめてみたい。
そんなみなさんへ。
「そんな起業・開業の仕方もあるんだ!」と知って欲しい。
北海道で起業したい方と後継者を探している経営者のマッチングを手掛ける、北海道後継者人材バンクからのお知らせです!


後継者を探している企業の一部&実際のマッチング事例をご紹介

【深川市】旧)株式会社落合鉄工(鉄工所工場・事務所)

旧)株式会社落合鉄工(鉄工所工場・事務所)

50年ほど農業用水路の水門を中心に設計・製造してきた鉄工所でしたが、後継者不在のために業務好調であるにも関わらず廃業を選択。平成元年に竣工した工場にはクレーンや溶接機、サンドブラスターや旋盤などの加工機材はそのまま残っており、2階建ての作業場兼事務所もあります。これら一式を引き継いでいただくことになります。ここの地域では鉄工所は商圏にほとんどなく、鉄工技術者の独立や現法人の工場移転、第2工場としての活用などに最も適しています。

住所:北海道深川市開西町2丁目3-1
詳細はこちらをご覧下さい:80歳代のご夫婦から、まだ見ぬ誰かにご提案。

【北斗市】㈲いとう電器(電器店と音楽カフェ)

㈲いとう電器(電器店と音楽カフェ)

電器事業は、創業から北斗市で約70年間、旧大野地区で唯一の電器店として家電販売や修理などを通じて地元の方の生活を支えています。50歳以上のお客さまがメインです。音楽カフェは、2016年の店舗移転を機に開業。社長の長年の夢だった「地元の方に音楽文化を身近に感じてもらう場所を作ること」を実現した場所です。今後は数年かけて、後継者へ事業を引き継ぎたいと思っています。

住所:北海道北斗市本町2丁目1−41
詳細はこちらをご覧下さい:まちの電器屋とカフェ。二足のわらじをはいて地域を豊かに!

【網走市】(有)タッチワンワタナベ(電器店)

(有)タッチワンワタナベ

網走市の網走中央商店街にある電器店。現社長が創業し、約50年営業を続けてきましたが、社長夫妻の高齢化で事業の引継ぎを行いたいと思っています。数年間は現社長も経営のサポートができ、必要があれば随時アドバイスも行いながら引き継ぎますので安心です。電器屋のフランチャイズチェーンに加盟しているため、販促・情報収集は本部で行ってもらえますし、仕入れも在庫を抱えることがない仕組みが構築されています。

住所:北海道網走市南4条西3丁目
詳細はこちらをご覧下さい:時代が変わっても、地域で必要とされる電器屋であるために。

【えりも町】旧)マルチュウ 鈴木商店(生鮮スーパー)

マルチュウ 鈴木商店

オーナー夫妻の高齢化により閉店しました旧)マルチュウ鈴木商店が、地域に唯一の商店としてニーズが絶えず、酒類やタバコなどは現在も注文が入れば販売。夕方の1時間は実質毎日お店をあけている状態です。ご夫妻は店舗の2階に住んでいますが、もし後継者が見つかれば、この住居ごとゆずる予定です。

住所:北海道幌泉郡えりも町字えりも岬181番地
詳細はこちらをご覧下さい:85年の歴史に幕。えりも岬地区唯一のスーパーのお話です

【下川町】キタ・クラフト(株)(自然素材住宅の工務店)

キタ・クラフト(株)(自然素材住宅の工務店)

東京都出身で北海道旅行をきっかけに北海道へ移住し、ログハウスビルダーとして経験を積んだオーナーが、自然が豊かで森林活用の先進地でもある下川町を拠点に選び、2001年に創業した地域密着型の工務店。2017年には法人化に至り、できるだけ自然素材をいかした家づくりを行ってきたことでブランドとして確立しつつあるこの事業を、将来を見据えて引き継いでいきたいと考えています。

住所:北海道上川郡下川町幸町113
詳細はこちらをご覧下さい:ストーリーのある家をつくる。目に見えない素材にもやどる豊かさ。

\マッチング成立の第一号です!/
【札幌市】(株)環境セラピィと、後継者の福島健太さん

(株)環境セラピィと、後継者の福島健太さん

無農薬・無化学肥料栽培を可能にする植物活性剤や混合有機費用などを製造・販売している株式会社環境セラピィ。後継者となるのは、神戸県出身の福島健太さん。農学・水産学を専門に学び、経営も学んできた28歳です。大好きだった北海道に移住し、「小さな事業を残すことを自身の使命として、関わる人が最大限幸せになる事業を行いたい」と思い、北海道後継者人材バンクに登録しました。今後はおふたりで事業の形を模索しながら、承継へと進めていきます。

住所:北海道札幌市南区北ノ沢1746-39
詳細はこちらをご覧下さい:若い力が事業を守り育てる。二人三脚で歩む事業承継のお話


経済産業省北海道経済産業局委託事業「北海道後継者人材バンク」とは?


後継者不在の事業者と、創業意欲の高い人材(創業希望者、移住希望者、地域おこし協力隊など)とのマッチングを行い、事業を引き継ぐために必要な支援を行うため、2020年に北海道経済産業局が北海道事業承継・引継ぎ支援センター内に設置した公的機関です。
少しでも事業承継に興味をお持ちの方は、ぜひ「北海道後継者人材バンク」にご登録ください!マッチングのサポートをさせていただきます。

まずはご登録・ご相談から、お気軽にお待ちしています!

北海道事業承継・引継ぎ支援センター、北海道後継者人材バンクのホームページはこちらです。
■北海道事業承継・引継ぎ支援センター
■北海道後継者人材バンク

◇「北海道後継者人材バンク」さんのご紹介記事はこちらです。
事業承継をサポートして、人とまちの未来を繋ぐ

<ミニQ&A>

Q.後継者人材バンクへの登録や利用にあたり、費用はかかりますか?
A.登録や紹介に関しての費用は一切かかりませんので安心してご利用ください。

Q.どんな企業やお店が後継者を探していますか?
A.こちらのサイトでご紹介している先のほか、北海道後継者人材バンクへご登録いただくと、毎月のメールマガジンで後継者を探している事業者の情報が配信されます。業種、地域など事業者の内訳はホームページで公表しています。

Q.登録するにはどうしたらいいですか?
A.まず、ホームページから指定のエントリーシート(履歴書、職務経歴書)、登録申込シート、身分証明書の写しを送付いただくことでお申込みいただけます。その後、対面またはオンラインでご面談させていただき、登録完了となります。不安なことはその際にお気軽にご相談ください。


事業承継による起業がオススメな理由


すでにある事業を引き継ぐため、顧客や仕入れ先が確保されており、事業用の設備や先代のノウハウもそのまま使用できますので、初期投資を抑えて最初から事業を軌道に乗せられる、という強みがあるのです。
また、事業を必ずしも全く同じ内容で引き継がなければいけないわけではなく、ある程度、自由度があるケースも。鉄工所を活用して全天候型のスポーツ施設にしたり、元々カフェだった場所をイタリアンや居酒屋にしたり、ということも、現経営者との相談しだいでできるため、自由度は確保されながら設備はしっかりしている、ということもあるのです。
事業開始の数年は現経営者と一緒に経営をしていける場合があることも、心強い点です。


経営の経験がなくても大丈夫


経営をしたことがないと、事業が引き継げないのでは?と思われるかもしれませんが、「事業をやってみたい!」という想いのある方であれば、年令や性別、現在の居住地などを含め、登録にあたって一切の制約はありません。
実際に、会社員の方や主婦(夫)の方など様々な方が登録しています。
経営者になることに不安がある方には、創業塾や経営相談の窓口などをご紹介することもできます。

そしてまずは、地域で頑張っているお店・事業者さんの想いを皆さんに知っていただけたら何よりです。
興味を持ってくださった際には、ぜひ次の一歩を踏み出すことを考えていただけると、大変嬉しいです!


後継者を探している事業主の方へ


後継者を探している事業者さまは、ぜひ北海道後継者人材バンクで可能性を拡げてみませんか。
北海道後継者人材バンクは、売上規模が小さかったり、従業員がいなかったりと、後継者がいない場合にM&Aで事業承継することが難しいファミリービジネスのような小規模の事業者さまでも、後継者を見つけるための手段としてご利用いただけます。
(実際に月商数万円規模の事業者さまもご支援させていただいております。もちろん、規模の大きい事業者さまについても、これまで中小企業の後継者問題を数多く解決してきた北海道事業承継・引継ぎ支援センターのノウハウをフル活用し、譲渡先の会社探しのためのマッチングなど様々な形で総合的に事業承継の支援をさせていただきます。)
すぐに引き継ぎたい場合ではなくても、数年後の事業承継を視野に準備を始めているという事業者さまもいらっしゃいます。
現在登録されている事業者さまは、食品製造、建設、ホテル、飲食、電気メンテナンス、塗装、小売、融雪機小売、木炭製造、きのこ製造などさまざまです(2021年1月現在)。

<ミニQ&A>

Q.後継者人材バンクへの登録や利用にあたり、費用はかかりますか?
A.登録や紹介に関しての費用は一切かかりませんので安心してご利用ください。

Q.個人事業主でも利用可能ですか?
A.後継者候補のご紹介、面談の日程調整、後継者候補を絞り込むまでの問い合わせや打合せの窓口として対応させていただくほか、必要であれば後継者候補を絞り込んだ後の事業引継ぎの手続きについてもご支援いたします。

Q.後継者を探していることをオープンにしたくないのですが...
A.後継者候補を探す段階では、匿名での募集も可能です。その場合、後継者として立候補する方が出てきた段階で双方ともに情報を開示していただくことになります。(登録者全員に守秘義務を同意いただいております)

Q.どのような方が登録していますか?
A.創業支援機関の創業塾を卒業された方・経営者になることを希望する方・北海道への移住を目指す方などが登録されています。30〜40代が約68%と約7割を占めており、会社員42%、自営・会社経営者46%、その他12%です(2021年1月31日現在)。あなたの事業に関心を持った方がいれば、相手から面談の申し込みが届きます。
北海道後継者人材バンク
住所

北海道札幌市中央区北1条西2丁目 北海道経済センター5F

電話

011-222-3111

URL

https://www.hokkaido-jigyoshokei.jp/bank/


北海道後継者人材バンク~事業承継したい経営者と創業希望者を繋ぐ

この記事は2021年3月1日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。