vol.9では「冬の林業現場」をテーマにお届けしていきます。
みなさんご存知の通り、冬は雪が降り積もる北海道。
もちろん山の中も同様ですが、林業のお仕事は継続中!
冬は一体どうやって仕事をしているのか...!?
現場で働く森の魅力発信し隊の隊員のみなさんから、リアルな現場の写真を届けてもらいましたよ〜!
冬も変わらず山の中へ!
- 高野哲臣さん
天気がよかったので早速冬の現場の写真を撮ってみました!こちらの方は5センチくらい降り積もった感じです。
写真は12月のものですが、想像していたよりも雪がなくてビックリです。そして、冬だからこそ空気も澄んでていて、山の中は気持ちがよさそうですね。
冬と夏の作業のちがい
- 丹羽智大さん
お疲れ様です!こちらは厚真町の現場の写真です。
- くらしごと編集部
無知過ぎて申し訳ないのですが...雪が降り積もる山の中、どうやってみなさん移動しているのですか?また、仕事内容は夏と変わらないのでしょうか?
- 丹羽智大さん
冬は伐倒や造材、夏は下草刈りがメインといった感じですね。冬でも山には変わらず行ってますよ!
厚真町は積雪量が多くないので、現場までは車→徒歩といった感じです。だいたい林道や作業道が入っているので、歩く距離もさほど長くないです。
自分自身が埋もれることは無いのですが、雪の中にチェーンソーが埋もれてしまうことがあるので、エンジンがかからなくなったりして大変ではあります...。
冬に必要な装備
- 細畑圭佑さん
お疲れ様です〜。今日は暖かく、大分積雪も減りましたが、道南もまだまだ雪深いです!カンジキが欠かせません。
- 細畑圭佑さん
分かりづらいかもしれませんが、現場は30度くらいの傾斜地が多いです。
- くらしごと編集部
この傾斜地、そして雪がある冬の場合、滑り落ちてしまう恐れなどはないのでしょうか?
- 細畑圭佑さん
傾斜はきついですが、雪が降り積もっているので足場は滑らないんです。実は、夏場の方が躓いたりして、転がっていく可能性があるかもしれません(笑)。重機が通る作業道は、傾斜が緩くてもツルツルに磨かれてしまうので、スパイク付きの長靴は必須ですね。
冬の寒さ対策
- くらしごと編集部
このテントみたいなのはなんですか!?
- 細畑圭佑さん
テントは、車と現場が離れた時に昼休みの休憩で使う場所です! 実はワカサギ釣り用のテントで、煙突が出ていて、中では薪ストーブを焚いてます。床はないので、畳を敷いて空き時間に昼寝もできます。
- 佛坂樹華(ぶつさかじゅか)さん
テントで薪ストーブ焚いて昼寝なんて素敵ですね...!こちらは車で暖房つけて寝ています(笑)。
雪の多いエリアと、少ないエリアの違い
- くらしごと編集部
こちらは丹羽さんが送ってくださった写真ですが...これは伐倒のために雪を掘っているところですね!どれくらい時間がかかるのでしょうか...?
- 丹羽智大さん
感覚ですが、3〜4分くらいですかね? 実は雪を掘る作業は初めてなんです。道北・道東の雪が多い地域の方々の大変さが身にしみました...。こちら厚真町ですが、例年にはない雪で参りました。とはいえ、50〜60センチくらいなので、他の地域に比べたら大したことないですよね(笑)。
- 佐藤大樹さん
今年厚真は雪が多いんですね!和寒は逆に少ないので助かっています。 この辺の地域だと、雪堀りを油圧ショベルでやるんですよ。だから人力はきつそうだなって。
- 丹羽智大さん
厚真町は、畳みかけるように降りましたよ...。重機!それは効率もいいし、いいですね!
熊の痕跡を発見!
- 丹羽智大さん
現場の写真です。クマの痕跡を発見しました!
- くらしごと編集部
熊爪跡!すっごくくっきりと!
未来あるインターンシップ生と共に!
- 藤田悠介さん
こんばんは!芦別市にある「なからそらち森林組合」に在籍している藤田です。 先日、短期で体験・見学に来られた方と撮った一枚です。
- くらしごと編集部
とってもかっこいいお写真ですね〜〜〜!!!キマってます!
ちなみに、今回のなかそらち森林組合さんのように、体験や見学を受け入れている事業体の情報は、北海道の一次産業に就くからご覧になれます!
今後に期待ですね!
北森カレッジについてはVol.7・Vol.8でも紹介していますのでぜひご覧ください!
vol.7「北森カレッジ新校舎に潜入取材!」
vol.8「北森カレッジの生徒に聞いてみた!」
林業のさまざまなシーンをのぞいてみよう
写真のほかに、隊員のみなさんが撮影してくれた動画もまとめてみました! 実際に木が伐倒される瞬間や、重機の中からの映像など、林業従事者のみなさんも興味津々の動画となっておりますので、良ければご覧ください!関連動画
- 森の魅力発信し隊