こんにちは。くらしごと編集部です。
今回は、郷土料理シリーズ第2弾!岩内町に伝わる「たつかま(たちかま)」についてご紹介します。知る人ぞ知る、冬だけの逸品。今では生産量も限られ、なかなかスーパーなどでは目にしませんが、機会があれば是非現地に足を運んでその味を体験してみてはいかがでしょう
Vol.22〜北海道の郷土食シリーズ2 たつかま〜
たつかま(たちかま)はあちこちで名称が違いますがどれも間違いではありません。
原料となるたつ(たち)はスケソウタラの白子を指します。
昔スケソウタラが豊漁の頃、卵(たらこ、紅子、紅葉子等、これも様々呼ばれ方がある)や魚本体の使い道はあるものの、白子は使い道がないので捨てられていたそうです。
それをどうにか使えないかと考え出されたものが「たつかま(たちかま)」だそうです。
では作り方の説明をします。
1.白子を綺麗に洗い、熱湯をさっとかけ、ザルでこしとります。
2.すり鉢に移し、塩、デンプン(塩のみで作る方もいるみたい)を入れしっかりと練り上げ、ひとまとまりになったらボール状に丸めます。(これがとっても難しい)。
3.沸騰したお湯に落とした後は、沸騰させない様に気をつけながら15〜20分程茹で、冷水に半日程度入れ、塩抜きをしたら出来上がりです。
よく食べられるのは、そのままお刺身やおでん、味噌汁などですが、その他にも、フライやバター焼き、ネギと人参を入れたかき揚げ、トマトと一緒のカプレーゼ等、アイディア次第で色々楽しめる、冬にしか食べれない逸品です。
皆さまも是非、一度ご賞味ください!
文・いしばしあきこ
実は生魚は苦手だったが、漁師の家に嫁いでから新鮮な魚の美味しさに開眼。この味を伝えるべく様々な加工品を開発、販売している。趣味は読書、音楽鑑賞(クラッシックからロックまで何でも)、料理。好きなサカナはうちで獲れるおいしいお魚全般
実は生魚は苦手だったが、漁師の家に嫁いでから新鮮な魚の美味しさに開眼。この味を伝えるべく様々な加工品を開発、販売している。趣味は読書、音楽鑑賞(クラッシックからロックまで何でも)、料理。好きなサカナはうちで獲れるおいしいお魚全般
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