こんにちは。くらしごと編集部です。
今回は、北海道では身近なお魚、カジカのお話です。見た目は、ちょっと恐いですが、味も栄養も抜群の優等生！そんなカジカをもっともっと食べて欲しいので、ちょっと悲しい事情もお伝えしますよ

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Vol.17〜美味しいのに！！ ちょっと悲しいカジカ事情〜

カジカと言えば、鍋。
北海道ではあまりの美味しさに『鍋壊し』という異名も持つほどです。
ゴツい見た目からは信じられないほど美味しいのですが、だからと言って自宅でさばくのはちょっとハードルが高く、そんなとき、スーパーなどで売っている、解体済みの鍋セットが大変便利です。

ちなみに、ぶつ切りにしたカジカを、お好みの野菜と一緒に味噌仕立てにするのが一般的ですが、身は淡泊ながらふっくらとして、皮はコラーゲンたっぷり、さらに濃厚な肝は味噌に良く合い、おまけに骨からはダシも良く出るという、鍋のためにあるような食材です。
しかも、冬にたくさんとれるのですから、食べない理由がありません！

ところが。
12月に漁の最盛期をむかえるカジカですが、なぜか、年末には店頭で見かけることが少ないですよね？
実は、12/20あたりを過ぎると、お店は一気に年末、おせち、ムード。
お寿司や、刺し身などのニーズが高まり、残念ながらカジカは需要が減って、値段がつかないので、流通にのらないという、悲しい事態になるのです。。。

美味しくて、たくさん獲れて、安いのに、ニーズとタイミングがあわない。
なかなか難しい問題ですが、ニーズがあれば、きっと市場にもでまわるはず！？
北海道を代表する美味、カジカ。見かけたら、是非食べて見て下さいね！

ちなみに漁師さんの間では、カジカ(ケムシカジカ)の卵の醤油漬けは、いくらよりも美味いと言われているらしいですよー

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