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お魚メルマガバックナンバー

Vol.7〜おいしいホッケの見分け方〜20220906

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今回は、おいしいホッケの見分け方ついて、丸水札幌中央水産のホッケ担当、吉田峻さんに教えてもらいました!


吉田ヘッダー

Vol.7〜おいしいホッケの見分け方〜

丸水札幌中央水産凍魚チームの吉田です。
若者の魚離れが進む世の中ですが、老若男女「ホッケ」だけは皆さん食べたことがあるんじゃないでしょうか?
THE北海道のお魚!というイメージかもしれません。
居酒屋でメニューにあるのはもちろん、北海道の量販店には必ず時期になると鮮魚で販売されています。

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今回はそのホッケについてです。

一般的に店頭に並ぶホッケは真ホッケと縞ホッケの2種類だと思います。
どちらもホッケなのですが、縞ホッケは脂が強く身が厚いので食べ応えがあり、真ホッケは脂も適度にあり飽きずに食べることができる特徴があります。

そんなホッケには、たくさんの等級があり大きさや用途にあわせて選別されていること、さらには選りすぐられたブランド魚もあることをご存じでしょうか?
ブランド魚のひとつが、北海道の北、礼文島で獲れる「礼か(か、は魚へんに花と書きます)」です。
レイカの特徴は、何と言ってもその大きさ。
通常のホッケよりも脂がのった700g以上のホッケのみが「レイカ」として出荷を許されます。
その他にも、網入れ時間を極力短くして鮮度を保ったまま出荷される「海峡根ボッケ バキバキ」といったブランドホッケもあります。

もちろん大半のホッケは、大・中・小サイズと、大きさで選別されて、私たちのような中央市場に入荷してきますので、サイズや用途ごとに販売先を考えて流通させています。

皆さんが普段手に取るのは恐らく中小サイズが多いですが、そんな中でも、おいしいホッケの見分け方をお教えします。

普段食べる 【干物のホッケ】にいえる事!!
・なるべくチルド品を選びましょう(表示に記載されている場合が多いです)
・パック内に水分が発生していないもの(水分が多い可能性と時間がたっている可能性があります)
・開きの中央、お魚のお腹の部分が奇麗なもの

※真ホッケは真ん中から開きになっているので分かりやすい。
是非店頭で見比べて、美味しいホッケを食べて下さいね!

文・吉田 峻(よしだ しゅん)
経済系の学部を卒業したが北海道の一次産業との関わりに魅力を感じて水産業界へ。趣味はゴルフ・読書・新しいことにチャレンジすること。好きな魚はもちろんホッケ。2番目はソイ

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Vol.7〜おいしいホッケの見分け方〜

この記事は2022年9月6日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。