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地元で花開く笑顔が一番!砂川の人気お菓子店で働く地元女子20210112

地元で花開く笑顔が一番!砂川の人気お菓子店で働く地元女子

北海道の札幌から旭川を結ぶ国道12号線。
その国道を走らせていると砂川市あたりは菓子屋さんが多く連なり、「すながわスイートロード」と呼ばれています。
今回の舞台はすながわスイートロードにあるナカヤ菓子店。
ここは「ナカヤのアップルパイ」が有名な、地元砂川市をはじめ近郊では知らない人のいない人気のお店です。
このナカヤ菓子店のオーナー夫妻に取材へうかがった際、あまりに素敵な店員さんがいらっしゃったので、思わず取材をお願いすると快諾いただけたので、お話しをうかがいました。

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人に接する仕事がしたい!その想いが叶う職場を求めて。

扉を開けると「いらっしゃいませ」と明るい声、そして店内は焼きたてのパイのいい香り。
ここでお話しをうかがうのは、高橋志帆さん27歳。砂川市のお隣、上砂川町のご出身です。
今は新型コロナウィルス対策のため、マスクでお顔が隠れているものの、そのやさしい瞳と、お客様への声かけから、とても丁寧な接客をされていることが伝わります。
次々と店頭から売れてゆくアップルパイと、期間限定のマロンパイ。
ショーケースを見て限定商品がなくなったことに落胆するお客様を見かけると「お客様あと10分ほどお待ちいただければマロンパイが焼き上がります」とフォローも忘れません。

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高校時代から、将来は地元で仕事をしたいと思っていた高橋さんは、高校卒業後、一度は洋服を作る会社へと就職します。
「洋服を作ると言っても、大きな工場だったため、同じ作業を繰り返す毎日でした。職場の雰囲気もいいし、仕事が嫌いなわけではなかったのですが、人に接する仕事もしてみたいなぁと思っていたんですよね」と、高橋さんはハローワークへ相談。
するとそこで出会ったのが「ナカヤ菓子店」の求人でした。
「母がナカヤのアップルパイが好きでよく買って来てくれていたので、私も大好きなお店のひとつでした。でも、まさか自分が働くことになるなんて思ってもみなかったので、働くことが決まった時は嬉しかったですね」そう微笑む高橋さん。とんとん拍子で就職が決まると、ナカヤ菓子店での仕事がスタートします。

ここで咲く。自分にできる地域貢献のスタイル

ところで接客業であれば、札幌や旭川など大きいまちへ行くと選択肢も広がりますが、そういった都会へ出たいとは思わなかったのでしょうか。
「そうですね。私は上砂川町出身で、高校から砂川に出てきたのですが、元々この地域が好きなんです。もちろん札幌や旭川も好きなので、休みの日には買い物に行ったりしますが、砂川はどこへ出かけるにもちょうどいい距離感なんです」

確かにここ砂川市は札幌と旭川を結ぶ国道12号線のほぼ中間。どっちへ行くにもとっても便利。
でも、よく地方では高校を卒業すると、みんな都会へ出てしまうと聞きますが、砂川はどうなのでしょうか。
「そうなんです。やっぱり大学進学とかで地元を離れる人が多いし、就職で出て行ってしまう人もいました。ただ、進学に関しては札幌だと通学圏内なので、砂川で暮らしたまま通っている人も結構いましたね」
確かにJRなら1時間もかからず札幌まで行けるとなれば、通える範囲かもしれません。
「20代前半は、やっぱり友達も札幌に出ている子のほうが多かったんです。でも、最近少しずつ砂川に戻って来ているんですよ。離れても戻って来てくれる、地元を想っていてくれてたんだなぁ。それがものすごく嬉しいし、なんか友達が帰ってくるとワクワクしますよね」とキラキラした瞳で話す高橋さん。そしてこう続けます。
「最近になって思うのが、私はこのまちのために何ができるのかなってことなんです。何か特別なスキルがあるわけでも、キャリアがあるわけでもないけれど、まちが元気になることをしたいって気持ちがあります。でも、何からやっていいかわかりませんけどね(笑)まずは、ここで毎日お客様をお迎えする。そこを丁寧に大切にすることで、お客様に喜んでもらえて、砂川っていいねって思うきっかけになるといいんですが...。そうなれたら嬉しいです」
そうなれたらと謙遜されていますが、高橋さんのような笑顔で働く若い人がいる。その存在自体が既にまちおこしの一端につながり、その想いがまちの元気につながっているのは間違いありません。
「今ここでできること」に精一杯力を注ぐ。簡単にできるようで、つい忘れがちな大切なことを日々実践されている高橋さんからは、かわいい笑顔の中に頼もしさも感じられました。

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想いを届けるお菓子たち

ここからはナカヤ菓子店での仕事についてもうかがってみます。
「お客様からおいしいね!と言っていただけるのが本当に嬉しいですね。もちろん私は作っていませんが(笑)それでも、やっぱり『また来ちゃったー』と言って、常連さんがお菓子を選んでいるところを見ると幸せな気持ちになります」と、接客業に憧れて転職した高橋さんは、今の仕事が最高に楽しいと言います。
聞けば高橋さんをはじめ、他のスタッフさんも、ネットの口コミで接客がいいと書き込まれるほどの看板娘揃い。この日も常に笑顔を絶やさず、スタッフ一人ひとりがそれぞれのお客様に寄り添って接客している姿がとても印象的でした。
また、店内にはガラス張りのオーブンもあるため、順番を待つ間はパイの膨らむところを間近で見ることができます。普段なかなか見る機会のないオーブンに、小さい子どもたちはもちろん、大人も釘付けになってしまうので、こうした見せ方の工夫で待ち時間を過ごせるのも、お客様を楽しませたいナカヤ菓子店の気持ちなのだと感じます。

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ちなみにオーナーご夫妻からは接客についての指導などあるのでしょうか。
「それが、『あなたの笑顔は本当に素敵だから、ぜひたくさんの人にその魅力を伝えてね!』と、いつも誉めてくださるんです。なので、私もその期待に応えたいと思って、お一人おひとりに常に最高の接客ができるように心がけています」と、どんなに忙しい時でも常に良いところを誉めてくれるのだそう。
そんな素敵なオーナーの元に集まるのは、お互いを想い合えるスタッフばかりで、職場の仲間に恵まれたこともここで頑張れる大きなポイントだと話す高橋さん。
スタッフ同士の信頼関係があるからこそ、どんなに忙しい時でも、皆でサポートしあってにこやかに仕事ができる。それがお店全体の雰囲気の良さに繋がっているとことは言うまでもありません。
ところでナカヤさんと言えばアップルパイという印象が強いのですが、高橋さんの個人的なオススメ商品も聞いてみました。
「ありがとうございます!実は私スイートポテトが大好きで、いろんなお店のスイートポテトを食べてきましたが、その中でもうちの店の『ほろほろポテト』は、イチオシです!食べた瞬間に口の中でほろほろほどける口溶けと、さつまいもの食感をぜひお楽しみください!」とニッコリ。

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は・・・はい!それは買って帰ります!と、ついつい取材陣も買いたくなっちゃうその笑顔。
これはアップルパイ同様、高橋さんのファンになるお客様の気持ちもわかります。

「オーナーがいつも『お菓子は想いが伝わる、想いを伝えるためのものなのよ』と話してくださるんですが、店頭に立たせていただくおかげで、本当に毎日その想いを肌で感じています。毎月同じ日に『生前主人が好きだったお菓子なの』と言ってお供えを買ってくださるお客様がいらっしゃっるのですが、その方からはご主人との想い出に触れさせていただいたり、家族全員のお誕生日ケーキを当店でご利用いただいているお客様もいて、家族への温かい想いを私達に分けていただいています。お一人おひとりのお客様が喜びをこうして感じられるこの仕事は、本当に幸せです」と、接客業の醍醐味を既に体感されている高橋さんは、これからもナカヤ菓子店のお菓子を通して心の通う接客をされていくのでしょう。
「ナカヤがあるから砂川に来たよ!そう言っていただけるよう、これからも目の前のお客様にご満足いただける笑顔いっぱいの接客を目指します!」
こんなに素敵な高橋さんなら、絶対大丈夫!と太鼓判を押したくなるほどの溢れる笑顔に、こちらまで胸がいっぱいになりました。
まちに元気になって欲しい。
そのきっかけとして、ナカヤ菓子店を利用するたくさんのお客様に喜んでいただくこと。
小さな一歩のように見えることも、大きな未来につながり、大きな花が咲く。
高橋さんの笑顔からは、そんな強い想いを感じました。これからも応援しています。

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ナカヤ菓子店のお話やオーナー夫婦のお話はコチラ→
スイーツに、店主の想いを詰め込んで。(株)ナカヤ菓子店

株式会社ナカヤ菓子店
住所

北海道砂川市東1条南10丁目2-13

電話

0125-52-2575

URL

https://sweets-n.com/


地元で花開く笑顔が一番!砂川の人気お菓子店で働く地元女子

この記事は2020年10月28日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。