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札幌市

さっぽろイノベーションラボと、関東沖縄IT協議会が連携しました。20191217

さっぽろイノベーションラボと、関東沖縄IT協議会が連携しました。

当Webサイト「くらしごと」を運営する北海道アルバイト情報社が関わる「一般社団法人 さっぽろイノベーションラボ」と「関東沖縄IT協議会」の連携覚書調印式が、2019年12月16日(月)に弊社ジョブキタビルにて行われました。

一般社団法人 さっぽろイノベーションラボは、IT業界を中心に多くの企業・団体・個人がアライアンスを組み、産官学と連携しながら事業推進を行っていく団体。その想いは、首都圏に仕事や人材が集まりがちな状況を打破し、地域社会において、イノベーションの機会を創出すること。そしてビジネスの共有だけでなく、共同開発や連携、人材育成に至るまでを相互に行うことで、個人から中小企業でも高いレベルを目指して行くことを目的として設立されました。

一方で、関東沖縄IT協議会の発足が、さっぽろイノベーションラボの設立が3年目に対して、すでに14年目になる先輩団体。同じような想い・考えで運営されている背景から、今回の連携に至ったのは極めて自然な流れであるとの説明もありました。

調印に立ち会った関東沖縄IT協議会の会長 今井恒子さん(株式会社フロッサ代表取締役)は「これまで関東沖縄IT協議会では、案件情報の交換会、スキルアップのための勉強会なども行いながら、会員企業同士で協業体制をつくってきました。すでにこの協力体制で3〜4億円程度の会員企業間取引も生まれ、その存在意義も年々増えています。沖縄と関東という関係は、北海道と関東が持つ課題と似た要素があることを感じていて、その共通点を互いに共有し、協力体制をつくることにメリットがあると考えました」とお話しされます。

さっぽろイノベーションラボの理事である石田 崇さん(株式会社テクノフェイス代表取締役)は「札幌は現在80社の会員企業の集まりとなりましたが、まだ3年目。多くのことを参考にさせていただきたい。そして首都圏に居住しなくても地方でも仕事ができること、盛り上がっていくためにはどうしたらよいかを一緒に考えていきたいですね。特に人件費格差を是正し、地方でも首都圏レベルの賃金になれば、優秀な技術者の流出をさけられるだけでなく、UIターン層に届くのではないか。私たちが北海道を、地方を大事にしていきたいという想いと、沖縄に馳せる想いは、正に同じ志だと思っています」とのお話しもありました。
※テクノフェイスの記事はコチラです。『夢映す』新技術! 株式会社テクノフェイス

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調印式前のお互いの情報共有では、「まずは年に1度、札幌・沖縄・東京の何れかの地で集まりを催したい」というライトなところから始め、お互いにとってメリットにつながることを議論していくところからスタートするとのこと。誰もができる仕事を賃金の安いエリアで受託しようというのではなく、ここにしかできない技術をそれぞれで養なっていき、双方でレベルを高めていこう。全てのことが上手くいくわけではないので、失敗した事例なども共有し、新しい未来をつくっていきましょうというコンセンサスがもたれました。

今井会長から「首里城が火災にあったすぐそのあと、さっぽろイノベーションラボで募金箱を設置しましたよ!という連絡がすぐにあって、それも心から嬉しかった」というお話しもあり、単に情報共有や仕事のシェアというわけではない組織連携に発展しそうな予感です。

北海道と沖縄。お互いにとても遠く、生活文化もかなり違いはありますが、実は首都圏との距離という面で考えると共通項が多く、一緒になにかを産みだしていくためのパートナーとして、新たな時代を築いていくのかもしれません。

少子高齢化や過疎化、担い手不足などが叫ばれるなか、新しい働き方のカタチ、移住や二地域居住など、多くの人の暮らしが変わっていきそうな日本の今。今後の両団体の共同活動に注目していきたいと思います。

くらしごと編集部
住所

北海道札幌市中央区南1条西6丁目 ジョブキタビル

URL

https://kurashigoto.hokkaido.jp/

※各協議会へのお問い合わせ、取材依頼などがありましたら、株式会社北海道アルバイト情報社 くらしごと編集部がお取り次ぎ致します。