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もうひとつのトピックス
札幌市

魚がいる未来を選びたい『2048プロジェクト』レポ【後編】20221229

魚がいる未来を選びたい『2048プロジェクト』レポ【後編】
※こちらは『後編』記事となります。前編、中編、をご覧でない方は是非そちらを読んでから、ご覧ください。

※前編『プログラム1  漁師の目線から 語る』はこちら

※中編『プログラム2  流通関係者目線から 語る』はこちら

プログラム3 全員で語る。どうして日本の資源、魚は減ってるのか

本間....「 コメントボードにある質問のように、どうして日本の資源、魚は減ってるのか、これからこのメンバーでどうやっていけば(水産業の状況は)変わっていくのか、そのへんをわちゃわちゃやっていきますか!」

長谷川....「では、基本的なことをちょーざっくりと。まずは、なんで日本の魚は減ってるのか?
簡単に言うと、ひとつは獲りすぎ。日本は先進国の中でも一番資源管理できてないって、他の国からもディスられてる。
この間、70年ぶりに漁業法が変わって、ようやく世界レベルの資源管理をしようねってなったんだけど、それまでは獲った者勝ちだったから、どんどん獲って、取り過ぎちゃった。
もう一つは気候変動。
例えば、最近北海道でブリとれますよね?今までは、九州の方とかでよく食べられる魚だったんだけど、ついに北上して、今や函館が日本一だとか。こうゆう気候変動の問題ですね。
大きくはこの二つなんですが、それぞれの理由について、皆さんの思うところがあると思うので、それを聞いてみたいですね。
さて、なんで魚は減ってるんですか??

小笠原....「漁師は自信があった。海のことは俺らが知ってると。でもそれは、今年はたくさん獲れたとか、少なかったとか、何となくの感覚で、全然科学的じゃない。魚がたくさん居る頃ならそれで良かったかもしれないけど、資源量が減って、0に近づくほど、それを回復するのはとても難しいことで。今はまさにその状態ですね。誰が悪いとかじゃなくて、今できる事をやるべきだと思ってます」

2048purojekuto41.JPG左から本間さん、長谷川さん、小笠原さん、柏谷さん、大坪さん、小西さん、布施さん
柏谷....「自分も、基本的に魚の乱獲が原因だと思います。ただ、魚の管理というより、人の管理が必要です。魚は獲らなければ絶対増えます。だから、人がちゃんとしていくのが、今後大事」

大坪....「簡単に言うと、従来の市場流通モデルだと思います。1950年頃から大量生産、大量消費の時代になって、どんどん買って、どんどん売るようになった。そのときの売り手と買い手とのバランスが、今も変わってないのが全ての原因。結局、小売の自分たちも悪いんだけど、やっぱり市場の原理原則が原因だと思ってます。だから、今日みたいなこういうつながりをどんどん発展させるしかないと思う」

小西....「魚は資源管理すれば、増えます。実際管理して3~4年?のまぐろは増えてる。あと、たしか、秋田のハタハタも獲れなくなって何年か禁漁にしたら禁漁明けにものすごく獲れた。ほんとに水産物の回復力は半端ない!ところが、結局そのハタハタ、獲れすぎて今度は値が半分になった。水産あるあるで、倍獲れたら値段が半分みたいなことがおきる。消費者にとっては良いことかもしれないけど、漁師さんにとっては手間が増えるだけで収入は増えない。そこのバランスをちゃんとしていかないと、いくら資源管理をしても、意味が無い。だから、こうゆう事実を広く知ってもらい、消費者のマインドから変えていけば、水産業も変わって来るんじゃないかなと思ってます」

布施....「産地の加工会社からすると、すごく難しくて。資源管理=加工する魚を獲れないから会社がつぶれちゃう。
事業モデルが昔と変わってないことが問題で、資源がなくても稼げる事業モデルを、産地の水産会社ほど、考えていかなければならないんです!そうゆう意味では人ですね。新しい人が入って、新しい事業モデルを考えていく、そうしていかないと、資源管理の問題ってのは解決してかないと思う」

長谷川....「良い話でましたね!」

さとみーる....「乱獲や気候変動の問題はもちろんですが、結構みなさん、人の部分に課題を感じている気がしました。どうしたら漁師の担い手が増やせると考えますか、という質問も来ていますが、増やすというよりは、どうゆう人材が皆さんにとって必要ですか?」

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長谷川....「実は今、大学院生もやってて、担い手育成を研究テーマにしてるんですが。
一つは、稼げる産業にすること!せっかく魚屋やりたい、漁師やりたい、ってなっても、給料が月5万円だったら生きて行けない。だから産業自体を良くしていかないといけない、それをせず人だけどんどん増やすのは良くない。
また、受け入れる側も変わらなきゃいけない。人がたくさんいた時代は終わり、今は上場企業ですら人材不足。つまり、上場企業とも戦わなきゃならない。じゃ、どうやったら人が来てくれる会社になるのか、人を雇うとはどうゆうことか、自身が考えなくちゃいけない。(受け入れる)親方の育成が必要。または地域だったら行政とか漁協とかが、地域の水産業、担い手育成にに向きあわなきゃならない。
それがきちんとできているところは、定着率があがったり、就業希望者が増えて、成果が出てる。それは間違いない。
だから、今日のこうゆうの(会話)が大事で、2048プロジェクトの意義って何なのか? 最終的に向かっていきたい方向としては、こうやって、水産業に関わる人たちが、ちゃんと話して、しかも、これまでの縦割りをぶっこわして、人材育成をしていくのが大事だと思ってます!」

小笠原....「僕は、やみくもに漁師を増やす必要はないと思ってます。結局は今までと同じ事を繰り返してしまうから。そうじゃなくて、ちゃんと出来る人(漁業者)をつくっていくのが大事。その漁師がちゃんと儲かっていれば、その子どもが後を継ぐだろうし、人を集めることもできるだろうし。それぞれの漁師の能力を高めることが、人材不足の解決になると思う、今までの漁師はもう必要ないのかなと思ってます」

柏谷....「自分の加工会社には外国人が多いんですが、地元の日本人で働ける人がまだまだいるのに来てくれないのは、結局この仕事の未来にワクワクできないからなんだろう、と思うと、自分の仕事ってそんなにつまんないのかな、自分の子どもに、自分の仕事楽しいとか、オイシイでつながりたいとかいってるのに、そこに未来は無いのか、と考えてしまう。
やっぱり、若者がワクワクできないと、未来にはつながっていかない。それをさせてあげられる経営者になりたいと常に思ってる。希望を持てるということが、一番大事。(水産業を)ワクワクする産業にすることができなければ、なくなってしまう、てか、なくなってもいいのかな、と思う。そうならないように、もっとワクワクできる水産業、100年を目指してやって行きたいです」

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大坪....「この間、小学校で2048のテーマで講演してきたんですが。鮪のお寿司とザンギどっち好き?って聞いたら、7割くらいの子が、まぐろって答えたから、安心しました。それがなくなる未来はいやだから、今日ぼくらはこうして集まってるんですよね。
フィッシャーマンジャパンさんみたいな活動の、マクロの部分がまずは第一に大切で。あとは事業者レベルで、ミクロの部分も可能です。例えば、食に携わりたい若い人はたくさんいます。そしてその人たちは就職活動で、社会性、今ならSDGsとかにかなり重きを置いて会社を選ぶ。そうしたときに、社会性を持った飲食企業として、僕たちが窓口としてあれば、採用・定着というところはミクロの部分として可能です。そして、もう一個は、やはりかけ算。
例えば、常呂町が格好良いかどうかに、人は集まってくると思うんですよ。
そこに住んでいる漁師と、いろんな業種の30代とか40代の、これからどうまちをつくっていくんだ?っていう人たちのかけ算で、ここに来れば、楽しいぜ、移住しようぜ、みたいにしていく。
このままだと、(日本中の)まちはどんどん死んでいくし、胃袋もどんどんなくなっていく。ならば、価値あるものをブランド化して、世界に売るしかない!そのまちに住むことがステイタスになるようにしないとならない。
そんなまちにどうやってしていくんだ、って、長期的に考えたときに、その(手段の)ひとつとして、漁師、水産加工の仕事があるってことが大きなテーマ。そうなったときに、この仕事ってこんなに格好良いんだぜ!ってことを啓蒙することによって、担い手を生み出す。そのくらいのことを、今後事業化させてやっていくつもり」

小西....「単純に儲からないと、若い人は漁師を目指さないと思う。宏一君のような、スター漁師(笑)みたいな感じで(漁師像を)見せて行ければ、俺もあんな風になりたいなーとか、儲かりそう、面白そう、って思ってもらえるだろうし、なっていって欲しい。
実際、儲かってる漁師っているんですよね。例えば、とある鮭漁師さん。1年で4ヶ月しか操業しないのに2億円くらいの水揚げあって、収入が1億円!漁期以外は、何してんの?って聞いたら、暇ですって(笑)。自分で儲かるって言わないから、世間にはあまり知られないけど。
あ、でも、ホタテ漁師もそうですよね? (柏谷さん、苦笑い)。日本の市町村所得ランキング、確か、常呂町のあたりとか、港区についで3位??とかですよね (どよめき)
そういうふうに、うまくいってるところもあるので、大坪さんの言うように、SDGsなどの社会性に関しても、水産業はこれからとてもやりがいがある業界だから、(収入とやりがいの)両面で見せていけたら、水産業はすごく魅力ある分野なのかなと思いますね」

2048purojekuto39.JPGこの日、多くの人が着ていたTシャツはクラウドファンディングのリターンにもなっています。そこに書かれているのは『No Fish No Future』
布施....「僕もホタテ漁教えてほしいな!(笑)。自分の会社は20代が6~7人いますが、新しいことガツガツやりたい人もいれば、毎日同じで満足する人もいて、いろんな人がいる。
それを、ひとつの社会だと思えば、みんなが楽しく過ごせる環境をいかにつくるのか、が大事だと思う。
例えば、昨日より魚をさばくのが早くなるにはどうしたらいいか、をみんなで考える場をつくる。すると、どうやったら平均的に早くなるか、みんなの得意分野はどこかな、とか、自分たちで考えることによって、すごい小さなことでも、改善したことに喜びを感じてくれるようになる。小さな成功体験を積むのが大事。
水産業に限らず、そうゆう小さな社会を、楽しく充実したものにしていくのが一番だと思う。
そして経営者は、新しいことや遠くに目標をおいて、それをちゃんと地域に発信して、地域の若者を育てていくのが大事。
来春に地元の高校を卒業した子が入社して来るけど、それは、普段から授業に出向いて会社のことや業界のことを伝えているからだし、それも自分たち企業の役割。そうゆうことをやりながら、水産業に人が絶えないようにしていこうと思ってます」

さとみーる....「 共通して、みなさん、稼げる産業にしていくとおっしゃってましたが、私はこの話を聞くまで、漁師って稼げるイメージでした。でもこうやって良く聞いてみると、それは獲る魚にもよるんだな、と知りました。それと、ただ人を増やせばいいのではなく、受け入れる環境も整っていないといけないとか、ワクワクがなければ、とか、人のかけ算なんだ、とか、地域ぐるみの取り組みが大事、とか、なかなか消費者目線だと知らなかった部分がありましたね。
あと、コメントにもありましたが、消費者もただ魚を食べればいいというだけでなく、どんなストーリーがあるのかな、とかどうやってつくられてるのかな、とか、知ると、じゃあ、それを食べてみようとなるし、消費者目線でも変えていける、食べることへの選択肢っていうテーマもあるのかな、と感じました」

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長谷川....「今日は情報多すぎて、皆さん、整理しきれないこともあるかもしれない。でも、めちゃくちゃ興味が広がったはず。
何が大事かって、この場(異なる立場の人が集まる場)を、立ち上げたってことがすごい!!

石巻からしたら、北海道なんてずるいよね!(笑)。だって稼げない稼げないって言ったって、億でしょー!?(笑)
石巻とか、もっと南の方の地域には、ほんとに漁村が滅びてしまったところたくさんある。
もう、どこから滅びるかなんですよ、魚がいなくなる、漁師がいなくなる、市場がなくなる、仲買がいなくなる、漁協がなくなる、、、。どっかが無くなると、ほかも影響をうけて、引っ張られてしまったりするんです。
それが、北海道はまだ、あるので!今までは、ブランドもあるし、魚もいっぱいいたし、漁師もそこそこいたし、であんまり、こうゆう、漁業をよくしようぜ、みたいな、グルービーなコミュティーがあまり表に出てこなかったかもだけど、今後、北海道でこれやられたら、他は勝てないですよ!もしかしたら世界も勝てないよ、北海道でこれが生まれて、これがちゃんと続いて行くこと。こうやっていろんな人が会話してもらって、興味もってもらって。(価値ある魚を)飲食業で使ってもらったり、仲買人が船にのったり。そうゆう交流やかけ算が盛んになると、まじで、世界で一番の、漁業盛り上がってるぜ地域になると思う!
これを絶対にやめないで欲しい、俺は石巻の人だけど思ってる!皆さんのこの熱を、必ず、この後の飲み会に(笑)持っていって欲しいし、おうちにも持って帰って欲しいし、明日も明後日も覚えていて頂くのが一番良いのかなと。
それが、きっと、海のためにも、漁師のためにも、みなさんのためにもなるから。

じゃ、一言ずつもらって会をしめようか」

全員から最後に一言!

布施....「正直めっちゃ、北海道うらやましい。でも、朝から、本間さんと1日中市場を見学したり、魚の話をしたけど、実は北海道って、魚獲れる分、あんまり加工技術が追いついてないって話も出ました。柏谷さんからも、現地に加工会社がもっとあったらいいのにって話が出たりしてて。
あ、だったら、例えば、石巻から加工業者がコラボしたり、協力体制でタッグ組んだり、って有りだなーっていうのが、ひとつ大きな発見でした!」

2048purojekuto36.jpg交流会の様子。登壇者の皆さん×参加者の皆さんのかけ算があちこちで行われていました
小西....「北海道からタラコを九州に送って加工したりしてますもんね。北海道は意外と加工業者がないっていうのは確かにある。それを、大坪さんが、つくってくれるんですよね?(笑) 一気通貫で!
今日は、同年代でこうゆう話ができて、すごい刺激になりました。あ、小西鮮魚店も、従業員、絶賛募集中ですので、皆さんよろしくお願いします!(笑)」

大坪....「 飲食業は横の繋がり結構あるんですけど、水産業は(それがあまり無くて)、今日はようやく、そうゆう繋がりをつくってもらえたのかな、本間さんに感謝です。
でも、これで終わったら何も意味が無い。知るってことよりも、どうコラボして、何をするのか、具体的な、行動、アクションを起こしていくのが大事。小さなことでも良い。僕らだけじゃなくて、日本のあちこちで、そうゆうかけ算が生まれると、海の可能性って出てくるんじゃないかな、と思うきっかけをこの会につくってもらったと思います。自分もがんばります!」

柏谷....「色んな話が聞けて、色んな意見もあって、改めて自分の地域の良さも再確認できたし、他の地域にもこんなに素晴らしい人たちがいて、皆同じ場所に集まれたら、もっと楽しいんじゃないかと思うんだけど、それは無理で。まあ、今の時代は、リモートでも何でも繋がれるし。ほんとに、半歩でも少しづつでも前に進んで、後の世代に、あの世代は面白かったよな、って言われるような世代にしていきたいと思います」

小笠原....「僕は、とにかく自分の目標に向かってやっていく、それだけです。自分の届かない場所は、このメンバーや皆さんそれぞれが、どう思って、どう行動するか。できることって様々だと思う。魚を買うでもいいし、勉強するでもいいし、水族館にいくでも、漁師と友達になるでも、いいと思う。そうゆところから始まる。今日来てる人は、少なくとも、そこに興味がある人たちだと思うし。
何をしろってわけでもないし、答えがあるわけでもない。でも、みんなでもがいて、できることをやっていけたらと思います」

本間....「仲卸業をやってるけど、今まで、市場の中のコミュティーしかなかった。漁師さんとも出会えないし、加工屋さんとも出会えないし、フィッシャーマンジャパンさんとも出会えないし。個別に繋がってる人はいても、なかなかコミュニティーとして皆が繋がることはなかった。今日をきっかけに、コミュニティーとしてどんどん繋がって、水産業界のプレーヤーの中でも繋がって、大きな活動ができるようにしたいと思います」

2048purojekuto31.JPG今後の活動にワクワクがとまらない、本間さんの笑顔

2048プロジェクト 今後の活動

さとみーる....「今日は、2048プロジェクトのキックオフということで、漁師さん、仲卸・小売業者さん、消費者、などの皆さんが集まりました。でも、集まって終わり、ではなくて。水産という共通点をもちながら、繋がってこなかった皆さんの壁をとっぱらった、水産業界の壁をボーダレスにした、その後にはもっと発信をしていこうというのがあり、ここは皆さんにも協力頂きたいんです。
おいしい魚がもっと食べたいな、とか、綺麗な海をみていたいな、とか、ワクワクする気持ちで、堅苦しくならずに、カルチャー誌のように皆で考えていけたらいいな、というのがありますので、消費者の皆さんにも、いいなと思った魚や加工品を手に取ってもらったり価値を感じてもらえたら、まずは大きな一歩かなと思います。

その上で、今後の活動としては、これ※(図表1)をひとつのコミュニティーにして行きたいと考えています。
方法の一つとして、LINEのオープンチャットをつくってます。ここに是非皆さん登録してください。
今日拾いきれなかった質問に答えたりとか、今後のイベントや活動のお知らせをしたいなと思います。
また、自分がこんなことができるとか、こんなこと考えてみた、とか、リソースを共有してもらえたら、コラボレーションしたいですね。

2048purojekuto48.jpg図表1

食育とか、メディア発信とか、加工品の開発とか、市町村との連携とか、どんどんしていきたいので、せっかく、こんな水産のエリート様(笑)、たちがいらっしゃるので、皆さん、是非アイディアや、リソースをお寄せ下さい!
我々みんなの力で、水産を盛り上げていけるような活動ができたらいいなという思いでございます」

こうして約2時間にわたるアツいアツいトークイベントはいったん終了。
場所を、2次会の会場に移して、今度は、参加者×登壇者、参加者×参加者、などなど、あらたなかけ算や繋がりが生まれていました。

2048プロジェクト。今回はあくまでキックオフイベントです。
これからどんな具体的な動きや、化学反応が生まれるのか、要注目です!
私たち消費者も、魚のいる未来を選ぶために、できることを考えていきたいですね


魚がいる未来を選びたい『2048プロジェクト』レポ【後編】

この記事は2022年11月5日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。