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【北海道での就活応援!】Vol.3西山文崇さん(Iターン)20190718

この記事は2019年7月18日に公開した情報です。

【北海道での就活応援!】Vol.3西山文崇さん(Iターン)
北海道に就職したい学生を応援するくらしごと編集部。 今回は実際に北海道就職を果たした若き青年にお話を聞いてみました!

東京は中央大学出身の西山文崇(にしやま ふみたか)さん。2019年4月、丸水札幌中央水産株式会社という会社に新卒で入社しました。この会社はいわゆる「せり」などあの活気溢れた市場で働く卸売業。北海道札幌市にある中央卸売市場が勤務地となります。

西山さんは大学で水産系を学ばれていたのかな...?と思いきや、実は経済学部。さらにはこれまで北海道に一度も訪れたことがなかったと話します。
それなのになぜ、この会社に?北海道に?
そんな北海道就職を果たした先輩による経験談です。

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    Q.どうして北海道の会社に就職しようと思ったのですか?

    実は特別「北海道に行きたい」と思っていたわけではないんです。大学で開かれた企業説明会にうちの会社が来ていて楽しそうだなと思い話を聞いてみたのが始まりでした。
    もともと食に関する仕事がしたいと思っていたことと、事務仕事よりも体を動かして色んな人と交流しながら仕事がしたいなと思っていたので、その想いにこの会社はピッタリだなと。だから「丸水で働きたい」っていう想いがあったからの今があるんです。

    この出会いの説明会は大学3年の2月頃の話なんですが、翌月3月には実際に丸水の会社へ行ってみたんです。これには採用担当の方もビックリしていました(笑)。

    ===【POINT】===
    大事なのは「自分がやりたい仕事」は何なのかと自分に問いてみること!

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    Q.スゴイ行動力!実際に行ってみてどうでしたか?

    実際に行ってみて活気を肌で感じることが出来、よりこの会社に行きたいという気持ちが強くなりました。やっぱり自分の目で見て、体験することって大事だと思うんです。この経験があったからこそ、入社して働き始めた時にはネガティブなギャップを感じることはありませんでした。

    丸水以外にも、色んな企業を見ながら普通に就活したり、インターンシップもやっていました。実は海外で働くことも視野に入れていたことがあって、ベトナムの飲食店に自分からアポを取って1カ月ほどインターンさせてもらったこともあるんです。正直言葉の壁もあってすごく大変でしたけど、この時の経験も自分のためになったなと思っています。

    ===【POINT】===
    実際に体験してみることが大事!気になる企業には自分からアポを取ってみるのもひとつの手です。

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    Q.面接等で北海道に来ましたか?その時の交通費は?入社後の住宅はどうしました?

    丸水の場合、東京で面接やSPIの試験なども受けることができました。また、社員の方が東京に来て僕たち学生との食事会なんかもありましたね。採用が決まってから、夏に1〜2週間ほど実際の現場で働く機会などもありましたが、そういった時や最終面接で北海道へ行く際の交通費や宿泊費は全部会社から出していただきました。

    一番最初自ら丸水へ飛び込んだ時は自費で行きましたがその時はジェットスターを利用しました。往復1万円くらいで行けるんですよね。東京と北海道、距離にしたら遠いけど金銭的には近いっていう感覚です。

    入社後、今の家は自分で探しました。会社の近くに住んでいます。友人もいない中での北海道就職・移住でしたが、同期や先輩方に釣りや飲みに連れて行ってもらって楽しんでいます。最近車も買って今納車待ちなんですが、車が来たらもっと北海道の色んなところに行ってみたいです。それこそ一緒に仕事をするであろう漁師さんのところへ行って交流したいと思っています。

    ===【POINT】===
    交通費などは会社がサポートしてくれる場合も有り。自費で行く場合は、格安航空を利用するなど要チェック。

西山さんが描くこれからのビジョンとしては、このまま自身も北海道に根付き、北海道の食材をそれこそベトナムや世界、色んなところへこの美味しさを届けたいと力強く話してくれました。

さて、そんな西山さんを優しく見守るのは採用担当の中添(なかぞえ)さん。企業としての道外学生採用についてお話をお聞きしました。

西山さんが働く企業の採用担当の方に聞いてみました!

Q.いつ頃から道外の学生さんに対しての採用活動を始められたのですか?

7〜8年くらい前から道外の学生さんの採用も視野に入れ始めました。しっかり動けるようになったのはここ4〜5年くらいですね。

道外の学生さんと関わるようになって思ったのは、Iターン希望の人が多いかなと。北海道に行きたいっていう理由も本当みんな様々です。西山さんもそうですが、Iターンの人だと住居の不安についてもよく相談されますが、その時は信頼のおける不動産屋さんを紹介して決めてもらっています。

Q.具体的には道外でどういった採用活動をしているのですか?

西山さんがいた中央大学をはじめ、2校ほど東京の大学に連絡をして企業説明会に参加させてもらっています。1年に1回はこうして大学をまわっていますが、中央大学に通い続けて3年目くらいの時に西山さんに出会いました。このように、東京の大学に少しずつ種を蒔いているところです。

道内の学生さんも道外の学生さんもみんなウェルカム

道内の学生さんに対しての採用活動はもちろん続けますが、今後も今繋がっている東京の大学などには種を蒔き続けていくご様子。東京でのイベント等にも積極的に参加しており、さらには同じような採用活動の志を持った企業の採用担当者と時に集まっては情報共有なんかもしているとのこと。

なかなか東京にいると「北海道に就職したくても、情報がない!」という学生さんからの嘆きの声も聞こえてきますが、北海道の大企業ならびに中小企業も道外の学生さんたちに出会いたいと少しずつその距離を縮めようと動いているところです。
学生の皆さんもぜひ、気になる北海道企業をWEB等で見かけた際には自らアポイントを取ってみるという行動に出てみても良いのかも。もちろん丸水札幌中央水産株式会社さんもそういう学生さん大歓迎です。
西山文崇さん(丸水札幌中央水産株式会社)
住所

北海道札幌市中央区北12条西20丁目2番1号

URL

http://www.marusui-net.co.jp

具体的なお仕事がもっと気になる!という方は、しごとの参考書よりそのお仕事の様子を覗いてみてください。※この他にも色々な業種がありますので公式HPもご覧ください。


【北海道での就活応援!】Vol.3西山文崇さん(Iターン)

この記事は2019年7月2日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。