HOME>学校と学生の取り組み>【北海道での就活応援!】Vo.1石田小百合さん(Iターン)

学校と学生の取り組み
道外

【北海道での就活応援!】Vo.1石田小百合さん(Iターン)20190414

この記事は2019年4月14日に公開した情報です。

【北海道での就活応援!】Vo.1石田小百合さん(Iターン)

「北海道で就職したい!」という学生さんをサポートすべく立ち上がったくらしごと編集部。今までの「くらしごと」とは少し違った目線で切り込んでいきます。

今回は、東京の大学に通う石田小百合さんに密着。

生まれも育ちも埼玉県の石田さんは取材した当時大学3年生。今は4年生に進級し、まさに「就活」時期を過ごす彼女は「北海道で就職する」という思いを固めました。それも、農家に就職するという決意を...。その背景に迫ります。

Q.北海道に興味を持ったきっかけはなんですか?

北海道にはじめて来たのは、高校の修学旅行の時です。でも、それよりも前から北海道は気になる場所でした。

これ!というものは特別ないのですが、気づけば北海道に憧れを抱いていて...。しいて言うなら暑がりだから、ってことも挙げられるかもしれませんが(笑)。

大学生になってからも、これまで5回ほど北海道に遊びに行きました。でもそれは、全て旅行ではなく短期のアルバイトやインターンシップをするべく行ったんです。

Q.北海道でどんなアルバイトをしたんですか?

基本的には農家さんでの短期アルバイトが多いのですが、一番最初は北海道で働いてみたいと思って調べていたところ知床のキャンプ場でヘルパー募集を見つけたんです。せっかく知床まで行くのであれば、その周辺のまちにも行ってみたいと思い検索していたところ、そこで見つけたのが、北見のとある農家さんでした。


これまで祖父母が家で小さな畑を耕していて、それを手伝ったことがある程度の農業経験だったので、いざ北海道の農地を目の当たりにするとその広大さに驚きました。

dougai_ishida.JPGこれがその時撮影した北見の農地

Q.そこでの経験が楽しくて北海道の農家で就職したいって思ったんですか?

ここでのアルバイトは2週間だったのですが、正直辛いことの方が多かったです(笑)。初日に鼻血が出るくらい想像以上に大変でした。でも、まわりのスタッフも20代が多く、優しくしてくれたのが救われましたね。ちなみに、2週間のこのアルバイトの内、1日だけ自分から申告してお休みをもらいました。体力的にもきつすぎて(笑)。

Q.そんな大変な想いをしたのに農家で働きたいと思い続けている理由はなぜ?

北見で農業はとても大変だってことを身を持って知りましたが、後から振り返ってみると、気分は良かったよなぁってことに気づいたんです。きつかったはずなのに、気づけば農業という存在が忘れられない存在となっていました。それに、そこで働いている方々がとっても真面目な方で、こういう人が働いているのかと感動した覚えがあります。重機に乗る姿も含めてすごくかっこいいと思いましたし、何より楽しそうでした。


その後も新篠津、洞爺湖、伊達、富良野に短期のアルバイトで訪れたり、つい先日は赤井川村にも行きました。寮があるところもあれば、社長のご自宅に泊まることも。正直私はどちらでも大丈夫なので、とにかく泊まるところさえあれば、という感じです。

dougai_ishida3.JPG

Q.気になる北海道までの交通機関は?

最初は何も考えずにJALで行ってました。でも最近は交通網も考える余裕が出来て、東京から青森までバスで行き、そこからフェリーで函館や苫小牧まで行きます。フェリーで北海道の地まで行ってからは車も使わずにJRで行きたい場所へ行くんです。

やっぱりどうしても行くのにお金はかかってしまうので、北海道でインターンシップをするなら無給より有給の方が嬉しいですね。というのも、せめて交通費代は稼ぎたいなって思っているので。

Q.雪深い冬の北海道は大丈夫?

dougai_ishida2.JPG新篠津村での雪山を撮影


正直長期で住んだことがないので分かりませんが、今のところ短期間で訪れている分には「キレイ」という印象を持っています。

Q.石田さんは今後どう動いていく予定ですか?

関東にいると、どうしても大学の就職課も北海道の企業情報は豊富ではありません。これからも自分で農家さんを探してアルバイトやインターンシップをさせてもらおうと考えています。私は有機農業に関心を持っているので、そういった農家さんだと尚嬉しいですね。

【まとめ】Iターン希望の石田さんはこんな動きをとっている!

  • 自分でイベントや、サポート機関を調べて足を運んでいる!(ふるさと回帰支援センターや、そこが主催している北海道移住フェアなどにも実際に足を運んでいます)
  • 結局は行ってみないと分からない!自分の足で現地へ行き、自分の目で見てみるということはやっぱり違う!
  • 一番は泊まり先があるかどうか心配なので、そこは事前に要チェック

============================
自分の就職先は妥協したくない、その思いで将来を見据えている石田さんの部屋にはA1サイズの北海道の地図が貼られているくらい、北海道が大好き。自ら動き、自ら農家にアポをとり、現地へ行っては将来の道を探っているところ。

果たして彼女は大学卒業後、どんな道を歩むのか...くらしごと編集部は今後も追いかけていきたいと思います。

石田小百合さん(大正大学 表現学部 クリエイティブライティングコース)

(北海道へのIターン希望大学生)


【北海道での就活応援!】Vo.1石田小百合さん(Iターン)

この記事は2019年2月20日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。