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学校と学生の取り組み
札幌市

高校生が取り組むミツバチプロジェクト20161121

高校生が取り組むミツバチプロジェクト

ミツバチプロジェクトを通して地域社会と関わる

大通高校がミツバチプロジェクトに取り組み始めたのは2011年。ミツバチを学校で飼うことができないかと考え、さまざまな教科・科目でこのプロジェクトに関わる授業を行っており、今では全校生徒でミツバチプロジェクトを知らない生徒はいないくらいのプロジェクトになっています。また、学校内だけでなく札幌市生涯学習センター「ちえりあ」との学社融合講座を行ったり、地域のお祭り「ミニ大通おさんぽまつり」への参加や「さっぽろオータムフェスト」にも参加し商品販売を行うなど、積極的に学校外の地域社会とも関わることができる環境になっています。
そんなミツバチプロジェクトの中心人物である島田正敏先生とミツバチプロジェクトの広報を担当しているメディア局の吉田香央里さん(3年次/写真右)と猪子ひなのさん(2年次/写真左)にお話しを聞いてきました。

各科のミツバチプロジェクトへの関わり方

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島田正敏先生は芸術科の工芸を担当し、ミツバチの巣箱・巣枠などを制作しています。また、ミツロウ(ミツバチの巣を構成するロウ。六角形の形をつくっている部分)の取り出しからミツロウワックスの制作も手掛けています。大通高校の教諭として赴任する前からミツバチを活用して暮らしを考える勉強会などに参加していた島田先生はミツバチプロジェクトを支える中心人物です。ほかにも数多くの先生たちと生徒が関わりミツバチプロジェクトを作り上げています。
理科では生産を担当し、ミツバチの飼育・観察・採蜜を行います。ミツバチの活動が活発な5〜9月までは週に2回ほどミツバチの巣をのぞく内検を行い、異常が無いかどうか蜜の状態などをチェックしています。
商業科ではハチミツを活用したオリジナル商品を開発・販売などを行っています。ミツバチプロジェクトに賛同しているお店や企業などと一緒に商品開発を行ったり、アドバイスをいただいたりという連携も生まれています。
書道の授業では商品パッケージのデザインを生徒が担当しました。
こういった多くの教科・科目を横断しミツバチプロジェクトを題材に生徒同士が関わり合い、学び合い、そしてまた次の年へとバトンが渡されています。

メディア局がミツバチプロジェクトの広報を担当

色々な教科がまたがり運営されているミツバチプロジェクト。その『今』を届けているのがメディア局です。ミツバチプロジェクトでなにか動きがあったときに取材に行き、ブログで広報をしています。

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また、校内に「ミツバチ掲示板」を設けたり、月に一回程度「ミツプロメモリー」というお便りも発行しています。
そしてFMラジオ番組「IRODORI〜大通つうしん〜」(さっぽろ村ラジオFM81.3MHzの毎週土曜日16:00~17:00)にも番組を持ち、月に一度「ミツプロの春夏秋冬」というコーナーでミツバチプロジェクトの報告をしています。
ミツバチプロジェクトの『今』を広報するために、島田先生に取材をすることもしばしば。

oodorihighschool3.jpg島田先生に取材する猪子さんと写真を撮影する吉田さん

「学校内の人達に広報するときにはミツプロが今どういう状況なのか、どんな事をしているのかより深く伝える事が出来るように。校外の人達に広報するときには一から出来るだけ説明をわかりやすく・伝わりやすくするよう心がけています」と話してくれたのはメディア局にも在籍しミツバチ責任者にもなっていた吉田さん。
吉田さんはその実力を買われて今年東京銀座で行われたはちみつフェスタ2016にも参加し、ミツバチプロジェクト初の道外進出に携わりました。
「高校生がミツバチを飼ってハチミツを作っている!という事に単純に驚いてくださるお客様が多く、大通高校の事を知ってもらえる機会になり、それに関われたことがとても嬉しかった。」と吉田さん。販売の経験はこれが初めてだったそうですが、商品開発・販売を行っている他の生徒さんと一緒に関われた事にとても良い刺激を受けたそうです。
広報を担当しているメディア局の生徒たちが、さまざまな学科で生徒や先生を取材する度に色々な分野で詳しくなっていくのもうなずけます。

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「センチュリーロイヤルホテル札幌の朝食ビュッフェで大通高校のハチミツを提供しているんです。」とメディア局長の猪子さん。「大通高校のミツバチプロジェクトの取り組みをPOPで紹介してもらい、ハチミツを宿泊者の皆さんに食べて頂いています。朝食で取り入れて頂いたことも、ミツバチプロジェクトの紹介をしてもらったことも大通高校に興味を持ってくれる方が増えてとても嬉しいです。」

ミツバチを育てる生徒たちも育つ

ミツバチプロジェクトを通じて地域との関わり・連携が生まれ、生徒たちにも自主性が芽生えています。
先生と生徒、ボランティアのみなさん、そして地域の環境や賛同した企業と一体となってこのプロジェクトを継続し続けていこうとしています。

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「『純粋はちみつ』というのは加熱していないという意味で、大通高校のハチミツはハチミツ本来の風味や栄養を損なわずに食べることができるんです。オススメは焼きたてのトーストに付けたハチミツが最高に美味しいですよ。」とキラキラ輝いた目でハチミツについて語る姿はとても頼もしく、ミツバチプロジェクトに関われていることを誇らしく思っていることが伝わってきました。
これからもミツバチプロジェクトのことが広まり続けるようメディア局の皆さんの頑張りが期待されます。

大通高校 ミツバチプロジェクト
住所

北海道札幌市中央区北2条西11丁目

電話

011-251-0229

URL

http://odori-cc.net

大通高校メディア局が更新しているブログです。是非ご覧下さい。


高校生が取り組むミツバチプロジェクト

この記事は2016年10月31日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。