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新ひだか町

北海道静内農業高等学校20220207

北海道静内農業高等学校

恵まれた環境で未来の「日高産業の担い手」を育てる

北海道日高地方の中心地でもある新ひだか町静内。市街地から海とは反対側に向かって10kmほど車を走らせると、道内随一の桜の名所「二十間道路桜並木」があります。毎年5月上旬ごろ、直径7kmほどの直線を2,000本の桜が咲き乱れる景色は圧巻。そこに隣接するのが、日高管内唯一の農業高校である北海道静内農業高等学校です。

静内農業高校は、食品科学科と生産科学科の2学科を展開し、各学科がそれぞれ2つのコースに分かれています。食品科学科には、農産食品コースと畜産食品コースがあり、農産物の栽培・乳牛の飼育管理・食品製造・販売等の学習を行っています。原材料生産から加工、流通までの一連のフードシステムを学び食のプロフェッショナルを目指します。

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生産科学科では、園芸コースで野菜や草花といった農産物の生産や販売を学び、馬コースでは競走馬の出産から育成、繁殖の方法を学びます。軽種馬生産学習が行われている全国でも唯一の農業高校です。

近年の静内農業高校は、喜ばしいニュースが相次いでいます。2020年8月には、「健叶(けんと)」と名付けて生産育成をした競走馬が、日高軽種馬農協主催の1歳馬競り市(サマーセール)で学校史上最高額の2,500万円で落札!生徒が培った技術がプロの競馬関係者に認められました。北海道アグリ・フードフォーラムで開催された「道産食材使用おにぎりアイデアコンテスト」では、生徒が考案した「食彩の秋!チェプオハウ風おにぎり」が大賞を受賞。道内の複数の企業が協力し、商品化もされました。

道内唯一のマイスター・ハイスクール

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こうした生徒主体の取組みが評価され、令和3年度から文部科学省が始めた「マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)」に、道内で唯一選ばれました。これは、地元団体や企業、行政が高校と連携し3年間かけて産業の担い手を育成するという取組みで、全国でも12校しか指定されていません(令和3年度現在)。

新ひだか町も道内の他市町村と同様に人口減少などに伴う基幹産業を支える人材が不足し、地域産業が衰退することが危惧されています。そこで、JA(農業協同組合)やJRA(日本中央競馬会)といった産業界と新ひだか町が静内農業高校を全面的に支援し、未来の日高地域を担う人材を育成することを目指しています。

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同校では既に園芸・食品・畜産・馬産といった幅広い分野で外部講師を招いた授業や、現場の視察といった同校ならではの授業が毎週のように展開されています。また、農業に限らず、例えばYahoo! JAPAN「IT人材育成プログラム」でマーケティングの手法を学んだり、「グローバル企業においてどのような英語が使われているのか」をテーマに経営学の教授による講義を受けたりと「持続可能な日高農業の創り手」を創出する様々な授業が用意されています。

そんな静内農業高校ですが、卒業後の進路も多岐に渡ります。農業大学や専門学校への進学、高校生活の学びに直結する企業へ就職する生徒も多く見受けられますが、進学・就職を問わず、農業とはまったく違う世界に飛び込む生徒もいます。静内農業高校で得た総合的な学びが、彼らの未来の可能性を広げてくれるのかもしれません。

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北海道静内農業高等学校
住所

北海道日高郡新ひだか町静内田原797番地

電話

0146-46-2537

URL

http://www.shizunainougyou.hokkaido-c.ed.jp/

Twitter @shizuno_high


北海道静内農業高等学校

この記事は2021年10月29日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。