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近くなった留萌においで♪ 深川留萌道、全線開通!20190422

この記事は2019年4月22日に公開した情報です。

近くなった留萌においで♪  深川留萌道、全線開通!

留萌が身近に!深川留萌道

北海道の北西部には、「留萌(るもい)」という管内があり、8つの市町村が含まれています。札幌から留萌市までは高速道路を使って車で2時間程の距離。そんな留萌管内のまちが、今年度ぐっと近くなるというニュースが飛び込んできました。その理由は、今年度中に高規格幹線道路「深川・留萌自動車道」が全線開通するからなんです。

今回私たちがお邪魔したのは、留萌管内8つの市町村を束ねる「留萌振興局」、中でもまちおこしに深く関わる部署「地域政策課」の方々にお話を伺ってきました。

皆さんは「高規格幹線道路」ってご存知でしょうか。高規格幹線道路とは、国道の中でも自動車専用道路のことで、高速道路もこの高規格幹線道路のうちの1つです。
身近な例で行くと、高速道路を走っていると途中から無料になる区間ってありますよね。中には高速道路の整備中で無料のものもありますが、深川留萌道は高速道路ではない自動車専用道路です。よく高速道路と混同されがちですが、深川留萌道は高速道路になることはなく、無料で使い続けることができるそうです。

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そんな深川留萌道は、今まで留萌大和田インターチェンジまでしか繋がっていなかったのですが、この2019年度中に留萌インターチェンジまで開通しついに全線開通となるそうです。
高規格幹線道路が全線開通することは、全道でも初めてのこと。この開通によって北海道を縦断する高速道路である道央自動車道から留萌までがグッと近く、そして日本海側を海沿いに走るオロロンライン(国道231号線)へとアクセスがスムーズに繋がることで、留萌管内への移動がかなり楽になるんです。この全線開通を記念して、「深川・留萌自動車道全線開通地域活性化協議会」(留萌管内8市町村や留萌振興局と民間団体などで構成される協議会)では様々なイベントを企画されているそうです。

留萌の魅力がいっぱい!スタンプラリー

深川留萌道全線開通を目前に、様々なイベントが企画されていますが、中でも思わず何度でも留萌管内に行きたくなってしまうイベントが「よくばりスタンプラリー2019」ではないでしょうか。

普通のスタンプラリーは紙の台紙にスタンプを集めていきますが、台紙を忘れてしまってスタンプを押せなかった!なんてことはよくありますよね。しかしこのスタンプラリーで使うのはスマートフォンです。台紙を忘れることはあっても、スマホを忘れることはあんまり無いですよね。

スタンプの代わりとなる二次元ケータイバーコードが留萌管内のお祭りや道の駅、飲食店に設置されているので、そこでバーコードを撮影すると、なんとスマホ内でスタンプになって押されるという仕組み。それを集めると豪華な賞品が抽選で当たるという、より手軽なスタンプラリーになっています。
しかも1度でもスタンプをためれば応募ができ、期間も2019年4月27日から10月31日と、長い期間開催されているので誰にでも参加しやすくなっています

そのうえ、全スタンプコンプリート賞は全スタンプを獲得した方「全員」に8市町村8温泉宿泊施設の中から選べる1泊2日無料宿泊券をプレゼント!という太っ腹ぶり。その他にもたくさんの豪華賞品が用意されていますので、こちらで確認してみてくださいね。...賞品総額はなんと!ひゃ...100万円!!

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日本海オロロン街道 よくばりスタンプラリー
https://bemall.jp/sapporo/m/ororon2019


8市町村の『お友だち』が大活躍!ご当地キャラカード「RUMOCA」

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全国には様々な「ご当地キャラ」がいますが、留萌管内には全ての市町村にご当地キャラが居るってご存知でしたか?
今回、深川留萌道が全線開通することを記念したイベントの中には、そんなご当地キャラたちが大活躍するイベントも企画されているのです。

その一つがご当地キャラカード「RUMOCA」。これは、「ダムカード」をご存知の方ならなんとなく想像がつくかと思いますが、指定の場所に行くとその市町村のご当地キャラのカードを貰うことができる、というものです。カードには市町村の情報やキャラのプロフィールが書かれており、1つ手に入れると思わず他のまちのカードも欲しくなってしまう......そんなカードです。

このカードの配布もスタンプラリーと同様2019年4月27日から10月31日と長い間配布しているので、どんどん集めることができそうです。

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このご当地キャラたちは留萌管内の全員(全匹?)が揃ったことを記念して、「お友だち協定」を結んでいます。これはお互いのまちを盛り上げるために協力しよう!という協定で、実際に去年は留萌管内のお祭りを結ぶためお互いのまちの代表的なお祭りに参加し合いました。

例えば昨年の7月7日・8日に天塩町で行われた「鏡沼しじみまつり」には天塩町のご当地キャラ「てしお仮面」と、7月22日に「北海道風車まつり」の開催を控えた苫前町の「くまだ とまお」がお祭り会場に登場し、天塩町のお祭りに来場したお客さんに苫前町のお祭りにも足を運んでもらえるようにPRを行いました。

こうしてお互いのお祭りのPRをリレーのように行うことで、それぞれのお祭りをみんなで盛り上げてきたのです。
それではここで、留萌管内8つの市町村にはどんなところなのかを、ご当地キャラと共に少しだけ紹介させていただきます。

個性豊かな留萌管内8市町村

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留萌管内の最北端に位置するのは天塩町。ご当地キャラは「てしお仮面」で、特産品である「しじみ」をキャラクター化したものです。天塩町ではそんな特産品「しじみ」を使った「しじみラーメン」は人気の名物料理で、道の駅のレストランなどで食べることができます。
そんなしじみに代表されるように、漁業が盛んなまちですが、豊かな土地を生かした酪農や林業も広く行われています。
また天塩町の見どころと言えば、やはり風光明媚な大自然です。何と言っても雄大な天塩川のあるまちで、周囲を公園に囲まれている自然たっぷりなまち。また晴れた日の日本海には利尻富士を望むこともできるそうです。

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天塩町のすぐ南に位置するのは遠別町。ご当地キャラは「モモちん」です。モモちんは遠別町に生息するモモンガの仲間で、野鳥や野花など自然あふれる遠別町を象徴しているキャラクターです。遠別町は漁業・農業のまちで、日本最北の米どころとして美味しいもち米を生産している他、野菜などの農業も盛んなことから日本最北の農業高校「遠別農業高校」があり、次世代の農業を担う若者たちがまちと共に日々成長しています。
また「NPO法人えんべつ地域おこし協力隊」などの若者主体でまちおこしに取り組む団体がある、小さいながら人の魅力があふれるまちでもあります。

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遠別町の南に接しているまちは2つあり、そのうちの1つが管内唯一の「村」、初山別村です。ご当地キャラは特産品のふぐのポシェットとハスカップの首飾りを見に付けた妖精「しょさまる」です。
道内でも随一の大きさを誇る望遠鏡が設置されている天文台は星空ファンの間では有名で、産業として漁業も農業も盛んです。小さい村ならではの温かみがあることと、就農への支援が手厚いことも初山別村ならではです。

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そしてその初山別村、遠別町と接しているのが羽幌町。ご当地キャラはオロロン鳥をモチーフとした「オロ坊」で、羽幌町は天売島・焼尻島という2つの離島を有しているまちです。
甘えびを始めとした海の幸が豊富で、漁業・農業が盛んです。
管内では最大級の宿泊施設「はぼろ温泉サンセットプラザ」もあり、天売島・焼尻島と合わせて夏には多くの旅行者がこの羽幌を訪れ、日本海に沈む美しい夕日を眺めていくそうです。

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羽幌町のすぐ南にあるのは苫前町、ご当地キャラは「くまだ とまお」です。苫前町は風力発電のまちとしても有名で、宿泊施設・温泉を備えた道の駅の名前も風力発電にちなんで「風W(ふわっと)とままえ」という名前です。
農業にも漁業にも力をいれて取り組んでいるまちで、タコやイカといった海産物と共にとうもろこし、メロンといった農産物も楽しめます。

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そのすぐ南で苫前町と接しているのは小平町です。ご当地キャラ「おびまる」は、頭はメロンと小平牛、胴体はご飯、腕とマントはたこ、手とリボンはほたて、靴は魚、と見ただけで小平町の美味しいものが全てわかってしまうキャラクターです。
見どころは何と言っても道の駅「おびら鰊番屋」と併設された国指定重要文化財の「旧花田家番屋」で、この番屋は現存する番屋では道内最大級のものなのだそうです。

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小平町の南にあるのが、今回取材でお邪魔した留萌振興局もある留萌市です。ご当地キャラは「KAZUMOちゃん」、数の子生産量日本一のまちである留萌市をPRするため、数の子をモチーフにしたキャラクターになりました。
留萌市は管内唯一の「市」で、水産加工が基幹産業となっています。また、国の重要港湾として位置づけられた留萌港と共に発展してきた歴史を持っています。

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小平町と同様に鰊漁で栄えたまちが、留萌管内でもっとも南に位置する増毛町。ご当地キャラは鰊が来ると港にたくさん現れたというカモメをモチーフにした「マーシーくん」です。
増毛町は道北でも随一の歴史的建造物の多いまちで、明治から昭和にかけての歴史建造物群を見ることができます。また増毛と言えば日本酒、という人もいるほど国稀酒蔵はファンも多い酒蔵です。漁業が盛んな一方で果樹園も多くあり、さくらんぼやリンゴといった特産品も楽しむことができます。

こうして8市町村と8体(8人?)のご当地キャラをご紹介してきましたが、実はこのご当地キャラたち、可愛いだけじゃありません。なんと、キャラクターをモチーフにして、ロボット化して合体までするというのです。

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そもそもの始まりは、留萌管内をもっと知ってもらおうと、地元のみなさんが中心に動き出した試み。留萌管内8市町村分のロボットとパイロットを制作し、動画まで配信するという取り組みがスタートだそう。他にも「留萌」の「萌」にあやかって、地元バス会社の沿岸バス(株)さんが萌えキャラをバスに貼り出したり、グッズを展開するなど「萌えキャラ」ブームも牽引しており、どこかゆるさのある取り組みが文化になりつつあるエリアとなってきています。今なおその盛り上がりは続いていおり、他にも様々なキャラクターが登場しているようです。

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そして深川・留萌自動車道全線開通記念に、8市町村の連携シンボルとして進化した「オロロンロボ メビウスPERFECTION」としてニューバージョンが登場。今回のご当地キャラカード「RUMOCA」では、全て集めるとロボットが裏面に現れるなど、力を合わせた8体の姿を見ることができるそうですよ。

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8市町村を広範囲に見つめる、留萌振興局

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それでは、留萌管内8市町村がどうしてこのように「合体」し一丸となってまちおこしに取り組むことができるようになったのでしょうか。

広域エリアを連携していくために、陰で支える機関のひとつは留萌管内を担当している留萌振興局です。それではここで、振興局のお仕事について触れていきたいと思います。
北海道は、北海道庁1つで全ての地域に目を配ることが難しいほど広い地域です。そのため、北海道をクラス分けのように近い地域ごとに分けました。そこを担当するミニ道庁が振興局というわけです。市役所・役場のように様々な課がありますが、その担当範囲はひとつのまちではなく管内全てのまちが担当という形です。

今回私たちがお話を伺ったのは、この留萌振興局に勤めている深山 貴敬(みやま たかひろ)さんです。深山さんが留萌振興局にやってきたのは平成29年4月のこと。この春でちょうど丸2年になります。

深山さんがやってきてまず思ったことは、例えば空知管内や十勝管内のように、1つの市町村にたくさんの市町村が隣接しているのとは違って、地理的に大変なエリアなんだなと感じたといいます。留萌管内は海沿いに縦に長く、そのためそれぞれの市町村も接している2~3つの市町村との連帯感はあっても、天塩町と増毛町のように端と端のまちともなると地理的にも日常的な接点が少なくなってしまいがち。さらに、気候も産業も多種多様な8市町村が1つの方向に「まとまって動く意味」を見出すのは、簡単なことではないと説明されます。

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「私が留萌振興局に来てすぐに担当したのは、『深川・留萌自動車道全線開通地域活性化協議会』の立ち上げでした。長らく地元で活躍されているみなさんの前で、私は札幌から来た新参者。そうそう意見を言っていただけたり、相談していただけないことに、より一層頑張っていかないとダメだ!と強く思うようになりました。でもそんなの当然ですよね。まずはたくさん動いて、みなさんの信頼を得ないと!って」

深山さんが最初に取り組んだことは、振興局がある留萌市は、8市町村のなかでもかなり南に位置することからも、地元のみなさんと距離を縮めようと、話しやすい空気を作るために直接そのまちの担当の方とコミュニケーションを取ることを心掛けました。メールや書類の郵送で物事を終わらそうとするのではなく、電話や直接足を運ぶことで少しずつ会議の雰囲気も変わっていったと深山さんは言います。

「最近では『あれはいいんじゃないか』『これはダメだ』っていう意見も言っていただけるようになりました。会議って肯定的な意見だけじゃなくて反対意見が言えるような空気があることも大事だと私は思っていて、この空気感こそが少しずつ連携が強化されていっている証明なんじゃないかって考えています」。振興局の役割はあくまでも陰でサポートしていく立場であるともおっしゃいます。キッカケづくりであったり、各市町村が単独では動きずらいことなどを広域で連携するからこそできることを考える役目であるとも教えてくれました。

今回、道路が繋がるのは留萌市までとなっているため、留萌に接していない遠くのまちでは実感が少ないということもあるようです。しかし、この道路というのはきっかけの1つにすぎないと深山さんは言います。

「道路があるっていうだけで『それなら行ってみよう』『高規格道路があるなら行けそう』って思ってもらえることが大事なんです。そしてそこで、今まで知らなかった留萌管内のまちの名前を知ってもらえるだけでも大きな一歩です。こうして一歩一歩進んでいくことで、外から人が来て、UターンやIターンなど移住に繋がって、留萌管内が盛り上がっていってほしいと思っています。きっかけとしての延伸で、この延伸によって人やモノが広がっていき、留萌管内全てが盛り上がって行ってもらえたらと思っています」

「北海道の職員」として働くこと

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深山さんは生き生きと留萌について語りますが、広い北海道を舞台に仕事をするお仕事についても聞いてみました。

「道職員さんって転勤も多いし大変じゃありませんか?」

そんな私たちの質問に、深山さんはこんなことを教えてくれました。

「学生から社会人になりたての頃は、私もそう思っていた時期がありました。しかし実際こうして道職員になってみると、全然そんなことないってことが分かったんです。実は私は以前、民間の会社に勤めていたのですが、『北海道に住みたい!』という奥さんの強い希望で北海道に移住し、道の職員になるという道を選びました。確かに転勤はありますが、私の場合は『長い旅行をしている』という感じです。短い旅行だとその地域のことって深く知ることができませんよね。でも、実際その地域に飛び込んで仕事をしてみないと出逢えない人がたくさんいるんです。事実、留萌市に居を構えて暮らしてみてそれを実感しています。そんな素敵な出会いをたくさん出来ることも転勤のある仕事の魅力のひとつですね。それに何より、今この留萌という地域がすごく楽しいんです。アイディアを受け入れてもらえて、とってものびのびと仕事をさせて貰えています。振興局のある留萌市はもちろん、留萌管内8つの市町村すべてが、とっても素敵なまちだと感じていますよ」

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今回、市町村の垣根を越えた、まち同士の強い連携を見ることができました。その動きを北海道全体にも。

「私たちと留萌管内8市町村は、今、多くの地元のみなさんと協力して、非常に先駆的なことにチャンレンジしていると思っています。ただ、北海道の中で留萌管内だけが成功したい!と思ってやっているわけではありません。今回のスタンプラリーも、ご当地キャラの協定やカードも、留萌の取り組みがひとつのモデルケースとなることを願っています。『留萌でこんな面白いことをやって、人気があるらしいよ!』という口コミが広がって、他の北海道の各振興局でも同様の取り組みをしてもらえたら全道的な盛り上がりになりますよね。もし他のエリアでスタンプラリーが実現したら、留萌でスタンプラリーをした人がそっちのスタンプラリーにも足を運んでみたくなるでしょう。もちろん、その逆もありますので効果が増えますよね。なので、留萌エリアで実施するアイディアや取り組み方法などはぜひ色々なところに知ってもらいたいと思っています。振興局や市町村行政だけでなく、もっと民間企業や地元住民のみなさんひとり一人が、いろんな取り組みに参加していただいて、経済効果が出ることや雇用につながったら...ということにも期待しています。私の大好きな留萌エリアが、もっと素敵なエリアになるように、大きな力はないかもしれないですが、これからも一生懸命努力していきたいと思っています!」

振興局の皆さんをはじめ、まちのキーパーソン(と、ご当地キャラ)たちの手によってつながった留萌管内の8市町村。北海道でも頻繁に話題となる「広域連携」をうまく果たし、深川留萌道の全線開通によってさらに魅力度を増していくようにも感じます。

観光に行って楽しかった!美味しかった!キレイだった!...はもちろん大切なことですが、多くの方を受け入れようとする地域のみなさんの努力や、道路の工事を始めとするインフラ整備に汗を流して関わったみなさんにも時折想いを馳せてもらえると、また違った楽しみ方になるのではないでしょうか。

新しい道路を通って、たくさんの「人」にも注目して、今年は留萌エリアに訪れてみてくださいね。

留萌振興局 地域創生部 地域政策課
留萌振興局 地域創生部 地域政策課
住所

北海道留萌市住之江町2丁目1番地2

電話

0164-42-8421

URL

http://www.rumoi.pref.hokkaido.lg.jp


近くなった留萌においで♪ 深川留萌道、全線開通!

この記事は2019年3月20日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。