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石狩市

道の駅石狩「あいろーど厚田」物語 ~シリーズ その420171227

道の駅石狩「あいろーど厚田」物語 ~シリーズ その4

平成30年春、石狩市厚田区に新たな道の駅石狩「あいろーど厚田」が誕生します。くらしごとでは、およそ一年をかけ、この道の駅完成までの町民のドラマをお伝えしています。本シリーズ4回目に登場するのは、恋人の聖地を拠点に一風変わった厚田のPRに取り組む、石狩市厚田区地域おこし協力隊の野呂典嗣さんです。

ロケーションフォトで厚田を盛り上げる、野呂さん。

『ロケーションフォト』という言葉を耳にしたことはありますか? これは最近ウエディング業界などでよく使われる用語。写真館や結婚式場など定番の撮影場ではなく、自然の中やリゾート、聖地と言われる主に屋外の空間(ロケーション)で写真を撮影するという意味です。このロマンティックなキーワードと厚田区のまちおこしをつなごうと尽力しているのが、野呂さん。

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ご出身は釧路市。札幌の大学卒業後、石狩のインターネットテレビ局に勤務します。実はその局で働いていた際に取材したのが、石狩市の地域おこし協力隊の活動。
「外の空気を吸って、のびのび働いてる姿がいいなぁと密かに思っていました」
その後野呂さんはIT関連企業に転職しますが、そこは連日夜間勤務というなんともハードな仕事環境。それでも二年ほど働きましたが心身に限界を感じ、健康的に働きたいと再度転職を考えていた際、石狩市での地域おこし協力隊の募集のニュースを知ります。
「テレビ局の取材での思いもまだ胸に残っていましたからね、 これは運命じゃないかって思いました」
もちろん即座に応募。そこから来るべき面接の日に向けて自己アピールの資料づくりをスタートさせました。

まずは自分と妻が移住し、厚田を楽しみたい!

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「厚田の四季のグルメ料理をつくる企画」「望来から嶺泊展望パーキングに至る道を装飾したスターロードにするプラン」「石狩湾の夕日の美しさをさらに高めるイベント」
思いつくままに、考えつくままに、野呂さんは厚田区活性化のプランをぎっしり書き込んだ企画書を提出します。
「基本的には『こうなったら素敵だな』という空想、いわばすべてが夢の物語です。予算も具体的な計画も実現のメドもないものでしたから」
しかしそれらの夢のなかに共通していたのは、野呂さんが抱く厚田への愛情。この機会に厚田区に移住し、この界隈を存分に楽しもうという熱意が込められていたのです。
「ちょうど結婚も目前に控えていました。妻が田舎暮らしが好きなことも移住の追い風になりましたね」
そんな思いが面接の担当者にも伝わったのでしょう。野呂さんは平成29年5月、見事石狩市厚田区地域おこし協力隊に採用されるのです。

道の駅オープンの好機に合わせ、展望台の復活を!

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石狩市厚田支所を拠点とした勤務がスタートして半年。地元のお年寄りのお宅を訪ねたり、農業の講習会に参加したり、地元のイベントをサポートしたりと、多忙な用務の合間を縫って野呂さんが手がけているのが、先に紹介した『ロケーションフォト』の取り組みです。
「その拠点としたのが、道の駅石狩『あいろーど厚田』の背後の丘陵の上にある、厚田公園展望台~恋人の聖地でした」

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実はこの展望台は、平成18年7月、プロポーズするのにふさわしい観光スポットを選定する「恋人の聖地プロジェクト」で、北海道で初めて選出された場所。そこから数年間は道内外から大勢の恋人たちが訪れるホットスポットとなりました。しかし近年になって、その賑わいが影を潜めていたことに野呂さんが注目。間近に新たな道の駅がオープンするという好機に合わせ、この『恋人の聖地で写真を撮ろう』というユニークなキャンペーンを発想したのです。

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一度は訪れたい、大自然とロマンのパノラマビュー!

野呂さんと一緒に、厚田公園展望台~恋人の聖地に足を運んでみました。丘陵の斜面に設けられた階段を登ること数分。突然開けた視界の先に、石造りの展望台が現れました。なるほど、これはドラマティック。

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さらにその屋上からの景色も圧巻。背後には緑深い山々、眼下には厚田の町並み、その先には、キラキラと陽光を照り返す日本海が悠然と横たわっています。パノラマの自然を独り占めしているような、何とも贅沢な気分。海原から渡りくる風も実に爽快です。
「この景色に抱かれながら恋人たちが記念の写真を撮ったら素敵だろうなぁ、そう思ったのがきっかけ。実は自分も妻とここで写真を撮影したんです。最高の気分でしたよ」と野呂さんもニッコリ。

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この取り組みをスタートさせてまだ日が浅いため、告知活動はこれからが本番。
「そのプレ企画として、厚田のあきあじ祭りでロケーションフォトブースを開設してみたのですが、来場者からの評価は上々。この経験を活かし、道の駅の誕生とタイミングを合わせながら、厚田のロケーションフォトを効果的にアピールしていきたいですね」
厚田の恋人たちの聖地で写真を撮った二人は必ず幸せになる... そんな噂が耳に入る日はそう遠くないかも!

(道の駅石狩「あいろーど厚田」物語 ~シリーズ その5へ 続く)

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石狩市役所 厚田支所 地域振興課 地域おこし協力隊
住所

北海道石狩市厚田区厚田45番地5

電話

0133-72-3161


道の駅石狩「あいろーど厚田」物語 ~シリーズ その4

この記事は2017年10月10日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。