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Vol.75~極上の甘みと柔らかさ!日本一の宗谷のミズダコ~20260921

おさかなヘッダー
こんにちは。くらしごと編集部です。
暑かった夏も終わり、ふと見上げればすっかり秋の空模様ですね。年を重ねるごとに季節の巡るスピード感を感じます。秋といえば当然食欲の秋です。お魚屋さんには秋の味覚のサンマも並ぶようになりましたね。
季節ならではの味覚も最高ですが、北海道には1年を通して美味しくいただける海の味覚もたくさんあります。その中でも北海道北部・宗谷地方のミズダコは年間を通して楽しめる味覚です。今回はそんな宗谷のミズダコのお話です。


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Vol.75~極上の甘みと柔らかさ!日本一の宗谷のミズダコ~


日本最北の街・北海道稚内(宗谷地方)は、世界最大のタコであるミズダコの水揚げ量日本一を誇る名産地です。大きいものでは体長3m、体重40kgを超えるモンスター級も水揚げされ、地元では重要な水産資源として大切にされています。

ミズダコはマダコに比べて身に水分が多く、肉質がとても柔らかいのが最大の特徴です。生で食べると滑らかな口当たりと上質な甘みが広がり、加熱すると程よい弾力が生まれます。

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宗谷地方での本格的なミズダコ漁は昭和初期頃から始まりました。特に伝統的なのが「たこいさり漁(樽流し漁)」です。熊手のような仕掛け(いさり)を樽(浮き)に繋いで潮に乗せて流し、物へ巻きつくタコの習性を利用して捕獲します。漁師の長年の勘と技術が試される漁法です。

柔らかすぎる生のミズダコは、昔は薄く綺麗に切ることが難しく、刺身やしゃぶしゃぶで食べるのは一苦労でした。しかし昭和60年代(1980年代後半)、「一度冷凍することで機械で綺麗にスライスする」という加工アイデアが商品化されました。これが全国の水産展で賞を受賞したことで一気に人気に火がつき、現在の「稚内=たこしゃぶ」という全国的な名物ブランドが確立されました。そう。実はたこしゃぶは稚内が発祥なんです。

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宗谷のミズダコは年間を通して1年中楽しむことができるのが特徴。漁が最も活発になる5月~10月(初夏~秋)ですが、身が引き締まる冬場(11月~2月)は水揚げの量自体は夏場に比べて落ち着きますが、宗谷の極寒の海で揉まれることで身がギュッと引き締まります。水分の中に甘みと旨みが凝縮されるため、「冬のミズダコが一番好き」という食通も少なくありません。

どうですか?美味しいミズダコ、食べたくなってきませんか?

全国的な知名度がじわじわと上がってきている稚内のミズダコ。稚内市のふるさと納税で「たこしゃぶセット」が非常に人気です。急速冷凍技術の向上により、解凍してもお店の味がそのまま再現できるようになり、贈答用やおうち鍋の贅沢メニューとして定着しつつあります。肌寒くなるこの時期に、ご自宅でたこしゃぶ、いかがでしょう?

くらしごとではミズダコ商品を多数取り扱う「宗谷漁業協同組合」を取材しました。こちらの記事もぜひご覧ください!
稚内で余白を楽しみ、漁師を支える。宗谷漁協で働くということ

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文・細矢隆弘(ほそやたかひろたかひろ)
くらしごと編集部メンバーとして、漁業関係を含め幅広い分野の取材と記事制作を担当。山形県出身。趣味はランニングと登山とサウナ。好きなサカナは鯖の味噌煮とワカサギの甘露煮。

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Vol.75~極上の甘みと柔らかさ!日本一の宗谷のミズダコ~

この記事は2026年9月18日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。