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Vol.58~昆布漁の現場からのレポートです!vol.2~ 20241119

Vol.58~昆布漁の現場からのレポートです!vol.2~

こんにちは、くらしごと編集部です。これまでくらしごと記事とおさかなメルマガで度々紹介させていただきました広尾町の昆布漁師、保志弘一さん。またまたその保志さんから、昆布漁の今を伝えるレポートです!今季の漁の振り返りと今できること、そして今後の展望まで語っていただきました!
■保志さんの取材記事はコチラ


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Vol.58~昆布漁の現場からのレポートです!vol.2~


冬将軍到来の報せ、北国のみなさん冬タイヤは準備万端ですか?あらためまして、こんにちは!今シーズンの昆布漁も先月をもって終了となり、秋のシシャモ漁→ツブ籠漁へと移行中の一年で一番忙しい一週間を迎えております、昆布漁師(終戦)の保志です。

さて、今シーズンの昆布漁ですが...どうやら過去遡ること半世紀、最悪の数字となるようです。原因は様々あれど、雑海藻の繁茂や高水温、天候不良や大時化、こうなると自分の努力だけでどうにかなるものでもない、人間の限界を感じたシーズンでした。

merumaga_hoshi01.jpegししゃも漁の様子

とはいえ、座して滅びを待つつもりもなく。こんな時こそ知恵と工夫とアクションあるのみ!ということで、今年は体験観光のプログラムを充実させ、国内外問わず様々なお客様と昆布を介してコミュニケーションをとり続けました。

海外で海藻を活かしたチャレンジを続けている事業家の方や、大学の教授、飲食業に携わる方々など、体験を通して更なる昆布の可能性を再確認し、より面白いアクションに繋げられるきっかけをいただきました。

この場を借りて告知させていただくと、26日から全道各地のLawsonさんと星屑昆布のコラボで誕生したポテトチップスがリリースされます!広尾町と昆布漁、この機会にぜひポテトチップスと共に知っていただけたらと思います。
さて、2024年も残すところ一か月ちょっと。冬の海が豊漁に恵まれることを願いながら頑張りたいです!寒い時にぜひ、昆布出汁の効いたタラ鍋なんていかがでしょうか?

広尾町 走る脳筋昆布漁師・保志

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文・保志弘一(ほしひろかず)
広尾町 昆布漁師

広尾町生まれ、広尾町育ちの祖父の代から続く3代目の漁師。天然の昆布を取る昆布漁を営む傍ら、新たな価値を付けた製品「星屑昆布」を開発。持続可能な漁業の実践に向け奮闘中。好きなサカナはトキシラズの塩焼き!小さい頃からリヤカー押しの手伝いをしたり、春の食卓といえばこれ!という遺伝子に組み込まれるレベルで好きなものです!


Vol.58~昆布漁の現場からのレポートです!vol.2~

この記事は2024年6月4日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。