こんにちは、くらしごと編集部です。
秋です!紅葉の映像や大雪山系の初冠雪の便りも届きましたね。秋と言えばそうです!「秋鮭釣り」のシーズンです。ただちょっと今年は例年と状況が違う様子。釣り用品専門店フィッシュランドの山梨店長に、今年の秋鮭釣りの様子を伺いました。
Vol.55~専門店スタッフが語る釣りのお話3~
北海道の秋鮭釣りはお盆明け~11月末くらいまでがシーズン。9月~10月中旬までがピークで、まさに今が最盛期です。ですが今年はかなり釣果が厳しいという情報が、道内各地の釣り人から入ってきています。
道北の日本海から知床方面までのオホーツク海ではある程度の鮭が釣れているとの情報がありますが、それでも昨年と比べるとかなり少ない様子。太平洋側から噴火湾にかけてはかなり厳しいとの情報。鮭の釣果は北海道の北側と南側で、大きな差が出てきているようですね。
昨今よく言われている海水温の上昇や、比較的栄養素が少ないとされる黒潮の影響など、様々な要因があると言われていますが、そのあたりは専門の先生が研究しているところだと思います。以前とは環境が変わってきているのは確かですね。
その影響の一つだと思いますが、最近北海道では、今まであまり見かけなかった魚がよく釣れるようになっています。少し前から目立ってきているのはブリ。最近では道南方面でアジもよく釣れてます。九州や四国でよく食べられているアオリイカも、北海道で釣れるようになってきました。当店では、これまであまり釣れてなかった魚種にも対応するアイテムも数多く取り揃えています。
最近はよく「魚の世代交代」がすすんでるんだなと感じます。海の環境が変わり、その環境に対応する魚がそこで揚がっているんだなと。今まで捕れていた魚が捕れなくなって別の魚種が揚がることは、産業にとっては難しい部分もあるかと思いますが。釣りに関して言えば新たな魚種に挑むチャンスとも捉えられます。
釣りは自然に向き合うものなので、自然の様々な変化を色濃く感じられます。その変化を前向きに捉えて楽しんでいければいいなと思っています。それが釣りの面白さだな~って思います。
フィッシュランド各店のブログやSNSでは、スタッフからの情報や常連のお客様からの釣果報告などもたくさん掲載されています。ご興味のある方はぜひご覧ください。そして釣りにチャレンジしたくなったら、ぜひお近くのフィッシュランドにお越しください!
美しが丘店の店長の他、ルアー部門統括バイヤーも兼務。好きな釣る魚はヤマメ・イワナ・ニジマスなどの渓流魚、尻別川上流が好きなポイント。実は食べるのは苦手。
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