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Vol.48〜函館でとれる「サメ」はおいしい!知って味わう料理教室〜20240618

Vol.48〜函館でとれる「サメ」はおいしい!知って味わう料理教室〜

こんにちは、くらしごと編集部です。今回は「サメ」のお話。6月8日に函館で開催された「親子で函館サメ料理教室」についてご紹介させていただきます。
記事を担当していただいたのは、おさかな専門シンガーソングライターとして活動している齊藤いゆさん。サメの講義あり、クイズあり、解体ショーあり、調理体験ありの盛りだくさんのイベントレポートです!


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Vol.48〜函館でとれる「サメ」はおいしい!知って味わう料理教室〜

はじめまして、おさかな専門シンガーソングライターの齊藤いゆです。
北海道函館生まれで、「カンカイコマイ」「わっしょいわし」など『魚』の曲を作り、歌い、魚介類と漁業の魅力、環境問題を伝えています。昨年、札幌から生まれ故郷の函館に遡上し、「福田海産」で魚をさばいたり、お魚のイベントなどを行っています。

今回は6月8日に福田海産で開催した「親子で函館サメ料理教室」をご紹介します!

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アブラツノザメ、ホシザメなどのサメが実は函館でもよくとれるんです。寄生虫のリスクも低く、高タンパク。はんぺんなど練り物の材料としてもよく用いられていますね。軟骨魚類で小骨がない白身は食べやすく、子どもにもおすすめ!青森ではよく食卓にのぼっています。

ですが、函館ではあまり食べる習慣がなく「未利用魚」となっているのです。もったいない...そこで「サメ料理教室」を開催し、皆さんにサメのことを知ってもらいたいと考えたんです!

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サメ料理教室は、サメの講義&シャークイズからスタートし、続いてはサメの解体ショー!生のサメを見て、触ってみて、サメの生態や文化、魅力を知ってもらってから、料理を作りました。
6月8日当日のメニューはサメのあげかまぼことフカヒレスープ。あげかまぼこは、子どもたちが好きな形に手ごねしてオリジナルのあげかまぼこを作りました!フカヒレスープは、フカヒレをブラシでこすって皮をはがし、スープ仕立てにして完成です。親子で一生懸命、交代交代でこすっていました!ジョーズにできていました!サメだけに。

料理の後は、齊藤いゆ作詞作曲のサメの歌をみんなで熱唱し、希望者のみ、サメの捌き方もレクチャーしました!

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サメやフカヒレを見たことがなかった人もザラザラの「鮫肌」に触れたり、料理して食べてみると「こういう食感だったんだ」「怖かったけど平気になった」「サメの概念が変わった」「サメの特徴を知ると、こどもやお年寄りの食事にぴったりだと思った」と言ってくれました。みんなサメを食べて目が覚めていましたね。サメだけに。

いま現在は函館市の認定こども園の給食で「サメのフライ」を出してもらっていますし、多くの方にサメの魅力を知り、味わってもらい、せっかく獲れるサメが北海道の食材として消費される機会が増えていくと嬉しいですね。

福田海産では定期的に地元の魚に親しむイベントをいろいろと開催しています。魚を触ったことがない方や、調理したことがない方も大歓迎です。魚ライフがもっと楽しくなりマスよ!

文・齊藤いゆ(さいとういゆ)

1991年、函館生まれ、上磯町(現北斗市)育ち。札幌で大学を卒業後、仕事の傍ら音楽活動を行い「おさかな専門のシンガーソングライター」として魚に関する楽曲を約200曲制作。昨年、函館市へUターンし、福田海産で水産加工工場長として勤務。魚介類と漁業の魅力、環境問題を伝える活動を行っている。「いゆ」は沖縄の方言で魚の意味。好きな魚はたくさんあるが、いまは「サメ」!


Vol.48〜函館でとれる「サメ」はおいしい!知って味わう料理教室〜

この記事は2024年6月18日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。