HOME>お魚メルマガバックナンバー> Vol.23〜お寿司屋さんが語る季節を感じるさかな「シラウオ」〜

お魚メルマガバックナンバー

Vol.23〜お寿司屋さんが語る季節を感じるさかな「シラウオ」〜20230517

 Vol.23〜お寿司屋さんが語る季節を感じるさかな「シラウオ」〜

こんにちは。くらしごと編集部です。

最近スーパーなどで、シラウオがよく並んでいるのを見かけますね。北海道内のシラウオ漁は、春(3月~5月)は厚岸方面、秋(9月~11月)は網走方面などで行われています。
突然ですが、シラウオとシラスの違いってわかりますか?


osakana_mail_onoderaokihiko0414.png

Vol.23〜お寿司屋さんが語る季節を感じるさかな「シラウオ」〜

onodera_sshirauo1.jpg

シラスとは、主にカタクチイワシや真イワシ等イワシ科の魚の稚魚の総称のこと。 シラウオとは、そのものずばり「シラウオ」という名前の、シラウオ科に属する魚。

見た目は似ていますが全く別物なんです。ちなみに、このシラスを釜茹でして天日で干した物をちりめんじゃこと呼びます。

今当店に入ってきているのは厚岸産のシラウオ。生で提供するときは、生姜とネギを効かせてポン酢でさっぱりと。北海道産のシラウオはサイズが大きめで、頭の部分に少し苦みがあります。その苦みが苦手な方には、卵とじをオススメしています。キノコや三つ葉を入れてめんつゆであっさりと味付け。唐揚げにしても美味しいです。

シラウオは淡泊な味なので優しい味付けがポイントです。卵とじや唐揚げは家庭でも簡単にできるので、ぜひお試しを。

onodera_shirauo2.jpg

ちなみに茹でてあるシラウオは、シンプルに大根おろしとポン酢でも最高。干してあるものは、炒飯に入れても美味しいですよ。入れる前に油でカリカリになるまで炒って水分を飛ばすと、食感が良くなって更に美味しくなります。

シラウオは季節を感じられるさかなです。 スーパーに並んでいるのを見かけたら、ぜひ手に取って季節を感じてみて下さい!

文・小野寺晃彦さん 鮨処 桐 店主

平成29年にオープン。寿司の他に煮魚や焼き魚なども提供。ネタにもこだわるが、それ以外にこだわるのはシャリ。肩肘張らず気さくに来れるような雰囲気づくりを心がけています。好きな魚は、苫小牧沖で獲れる穴子。煮付けで食べるのが最高。鮨処桐の情報はコチラ


【くらしごと】の海に関する新着記事はコチラ!
海も守る!?「鉄鋼スラグ」で社会に貢献、日鉄スラグ製品(株)


Vol.23〜お寿司屋さんが語る季節を感じるさかな「シラウオ」〜

この記事は2023年5月16日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。