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お魚メルマガバックナンバー

Vol.2~海のクリーンアップ大作戦に参加してみた!~20220621

osakana_mail_900.pngこんにちは。くらしごと編集部です。
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北海道の魚の美味しさ、漁業の現場のリアル、
海にたずさわるお仕事の楽しさ、などをお伝えしていきますので、
皆さんに北海道の海や魚に興味を持って頂けたら嬉しいです!


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いよいよ北海道にも、短い夏が近づいてきましたね。
今回は、そんなシーズン直前の海岸で『海のクリーンアップ大作戦!』なるものに参加してきましたので、その模様をお伝えします!

北海道SDGsプラットフォームの事務局である、生活協働組合コープさっぽろさんの呼びかけで、この日石狩市のあそびーち石狩に集まった参加者は、何と800人!(※2日間に渡り、このあそびーちを含む、道内51箇所の海岸で実施)
あいにくの強風の中、一斉にゴミ拾いが始まりました。さあ拾うぞ!と意気込んだ我々ですが...すぐに、意外なことに気づきます。目に見えるような大きなゴミはもちろん、ペットボトルや空き缶もほぼ見当たらないのです。
かわりに、砂の中に埋もれる1cmにも満たないようなプラスチック片が目に付くようになりました。

すると、ゴミ拾いはいつのまにか、ゴミ(宝)探しの様相です(笑)。奪い合うように極小のゴミを探すうち、やがて気づきました。空き缶やペットボトルを拾う人はいても、この無数の小さなプラスチックゴミはきっと放置されるでしょう、そして海へと流れ、魚がそれを食べる...。

ぞっとしました。

毎年800万トンのプラスチックゴミが海に流出するそうです。
そうしてその70%が、川を経由して海に流出する「街のゴミ」だそうです。
しかし、正直数字を聞いてもピンと来てはいませんでした。
自分でそのゴミを目の当たりにして、魚が食べることをリアルに想像して、初めて海洋プラスチックゴミの問題を自分ごととすることができました。

コープさっぽろの担当者の方が言いました。
「ゴミを拾うのは最終手段です。拾わなくても良い状況になるのが一番です。そしてそれを北海道から全国に発信していきたいですね」

ゴミは、一度海に出たらもう回収することはできません。
360度を海に囲まれた北海道に住む私たちですから、1人1人が「海に負担をかけない」ことを意識できたらいいですね!


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文・ささきみやこ
くらしごと編集部メンバーとして、主に海や漁業の記事を担当。沿岸部をウロウロしていることが多い。趣味はダイビング、魚鑑賞。好きなサカナは太ったイワシ

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Vol.2~海のクリーンアップ大作戦に参加してみた!~

この記事は2022年6月17日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。