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上川町

「北海道で牧場を持ち大好きな牛を飼う」二人三脚で歩む夢への道20201201

この記事は2020年12月1日に公開した情報です。

「北海道で牧場を持ち大好きな牛を飼う」二人三脚で歩む夢への道

北海道大雪山連峰の麓、清らかな雪解け水が注ぎこむ豊かな大地に、「農事組合法人大雪牧場」という、酪農未経験者が集まる牧場があります。
層雲峡温泉などで有名な上川町の山あいにあるこの牧場は、ほとんどのスタッフが北海道外からの移住者かつ酪農未経験者ばかりの中、安定した経営を続けていることなどから視察の依頼も多いのだとか。
「酪農」というと、生き物を相手にするからこそ尊くもある一方で、休みが不規則だったり、重労働だというイメージがつきまといがちです。それでも「牛と一緒にいたい!」と熱い想いを持ってやってきた、若きご夫婦がいると聞きお話しをうかがってきました。

大好きな牛を飼いたい!夢との出会い

事務所の扉を開けると、最高の笑顔で迎えてくださったのが、荒川翔太さん27歳。旭川市の出身です。
小さい頃から動物が好きだった翔太さん。子どもの頃から酪農家を目指していたのかというと、そんなことはなく、釣りやサッカーを楽しむ高校時代を過ごし、東京の大学へと進学されたそう。
そのお隣で微笑むのは奥様の麻美さん27歳。生まれも育ちも東京下町の麻美さんは、大学時代同じ学部にいた翔太さんと出会います。

arakawasann1.JPG翔太さんと奥様の麻美さん
ということは、酪農系の大学で出会ったのかと思いきや、大学はお二人とも地理学科で、地層やハザードマップ、生物環境や川についてなど、自然環境について学んでいたそう。
「めっちゃ文系で、この時はまだ酪農について何も考えていなかったですね」と、翔太さん。

そして大学卒業後、翔太さんは家畜の飼料メーカーに、そして麻美さんは関東に本店を構える信用金庫にそれぞれ就職します。

東京に本社のある飼料メーカーに勤務していた翔太さんは、入社後すぐに養豚の研修のため半年間秋田県へ。その後東京、北九州と転勤しながら、各地で様々な農家さんの元へ営業しているうちに「自分も生産者になって動物と接したい!ふるさと北海道で自分の牧場を持ちたい!」と思ったそう。

日本各地を廻った翔太さんなら、北海道以外にも候補地があったのではと思い聞いてみると
「僕の場合は「牛をやりたい」と思ったので、せっかくなら広い土地でのびのびできる場所がいいと思いました。そうなると九州などの酪農は、牛が5~10頭くらいの規模のところも多く、自分で規模を大きくするには費用がかかります。それに収入面で考えても、ある程度牛の数がいないと安定的に見込めない。そうした事業規模とかを考えても北海道一択でしたね!もちろん北海道出身で北海道が好きってところも大きいですけど」

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「牛をやる」なら北海道!ふむふむ。酪農王国北海道というフレーズもあるくらいですので、ここは納得です。では、そもそもどうして「牛」を選択したのかが気になり聞いてみると「いやぁ、牛好きなんですよね(笑)」と、牛の話になったとたん目じりが下がる翔太さん。
「営業時代には、鶏、牛、豚と、様々な畜産業のスタイルを見比べることができましたが、牛を飼う酪農に一番惹かれました。それに北海道の場合、牛を主体とする酪農には国や北海道などからの様々なフォローがあり、そういったサポートの手厚さも新規で始める僕みたいな人にはありがたいですね。あと、離農される農家さんもたくさんいらっしゃるので、事業を受け継ぐという形なら自分たちでもはじめやすいという考えもありました。あとはやっぱり、動物としても牛が一番魅力的なんですよ!酪農という経営スタイルなども含めて、牛の全部が好きですね」と、とにかく牛が好きということが伝わります(笑)

そもそも未経験の酪農をはじめる。普通だとそのこと自体に不安がありそうなものですが、そんな思いを微塵も感じさせない翔太さん。
「基本的に酪農は誰でもできるんですよ!学歴も経験も関係なく、ゼロからでもはじめられる。誰でも挑戦できる!それが酪農のいいところですね!もちろん大変なこともありますけど」と、チャレンジする笑顔が眩しい翔太さん。わたしたちまでワクワクしてしまうほどです。

一方、金融機関にお勤めだった麻美さんにとっては全てが未知の世界。
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翔太さんから酪農家になりたいと告げられて、不安になることはなかったのかと聞いてみると
「なんとなくそうしたいっていうのは聞いていたので、いずれはそうなるのかも?と思って覚悟はできていました」と、翔太さんを見つめながらこう続けます。「私も動物が好きだったんです。とは言っても直接触れ合ったことはありませんでしたけど(笑)
でも、牧場の仕事に対して嫌だなという気持ちは不思議となかったですね。それより北海道に行って彼と同じ仕事ができたらいいなぁっていう気持ちのほうが大きくて、楽しみのほうがいっぱいでした!」と、翔太さんの夢へ寄り添う麻美さんの言葉に、取材陣の胸もキュンとしてしまいます。

夢への第一歩。大雪牧場で励む日々

こうして夢に向かって歩みはじめたお二人は、求人サイトで牧場探しをはじめます。
そこで見つけたのが、翔太さんの実家がある旭川からもほど近い、ここ上川町の大雪牧場でした。

「将来的には独立を考えているため、数年間ここで勉強させて欲しい」という未経験の二人を、快く受け入れてくれた大雪牧場には感謝しかないと口を揃えるお二人。

arakawasann5.JPG事務所のある管理棟
そうして2019年。大雪牧場での勤務がスタートします。
翔太さんは朝番・夜番でシフトがありますが、朝番の時は4時30分に出社して、搾乳作業を10時までおこなうそうです。
搾乳に5時間も!と驚いていると、まずは乳首を刺激して少しお乳を出しつつ乳頭の雑菌を出してから、搾乳機を取り付ける作業があるそうで、その数なんと300頭!
もちろん一人ではなく、3~4人のチームでおこなうそうですが、1日でも休むと牛が病気になってしまうため、毎日欠かせない業務のひとつです。

そして、搾乳の後は全頭の体温計測をします。分娩前後で熱を出したり、体調を崩している牛に対しては、医師の処方に基づいて抗生物質を投与したり、胃の音を聴診器で聴いたりと繊細なお仕事も。
やはり食べすぎが原因で体調不良を起こす牛が多いのかと思いきや、その逆で「食べすぎならいいんですけどね。問題なのは、食べすぎより、食べないことのほうで、胃がまったく動かないと脱水症状になるし、ひどいと1週間ほどで死んじゃうこともあるんですよ」と、日々の体調管理が牛たちの命に直結することを真剣な眼差しで教えてくれます。

最初は先輩について、一つひとつ確かめながら牛たちの様子を確認していた翔太さんも、今では自分で判断できるほどに。

また、日によっては、分娩後の牛の子宮がちゃんと戻っているか、発情が来てない牛はいないかなども確認するそう。
「牛は妊娠していないのに牛乳が出なくなると、乳牛としての寿命が終わってしまうので、牛の子宮の回復状態や、発情、妊娠鑑定はすごく大切ですね」と、翔太さん。

牛の個体差こそあるものの、長く牛乳を出してもらうためにも、細やかなケアがカギとなるようです。

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ちなみに妊娠鑑定はどうやってするのか気になったので教えていただくと、「直腸からエコーカメラを入れて、そこから子宮にカメラをあててみています」と、右腕を伸ばしながらニッコリ。
なんと腕ごとお尻の穴からスッポリと入れて検査するそうで、取材の後半では、爽やかな笑顔で実演してくれる翔太さん。見ているほうは牛に蹴られたりするのではないかと、ハラハラしてしまいましたが、そこはちゃんと検査させてくれるとのことで、ひと安心です。

ここまでがいつもの翔太さんのお仕事ですが、この他にも夏は飼料の原料となる牧草やコーンの栽培、収穫作業、牧草の発酵作業の他、冬は除雪作業もあります。

奥様の麻美さんも、同じ牧場でお仕事をされているとのことだったので、仕事内容について聞いてみると「正直想像とは全然違ったんです・・・」と神妙な面持ちで話しはじめます。

「最初は牛の乳しぼりをするものだと思ってきたのですが、実際は子牛のミルクをつくって、哺乳させて、その洗い物をしています。思っていたより牛と触れ合う仕事以外のほうが多くてビックリしました。酪農は大変だろうなぁって覚悟はしてきたけど、最初は想像以上に大変でしたね(笑)」

arakawasann10.JPG普段はほとんど子牛としか接しませんが、今日は撮影用に!
麻美さんは朝出社すると、まず一袋20kgの粉ミルクを何袋も運ぶ作業からスタート。その後1本3ℓの哺乳瓶40~50本のミルクを作り、子牛に授乳させます。そして使った哺乳瓶を全て洗うという一連の流れを、朝5時~8時くらいまで一人でされているそう。
「最初は20kgなんて一人じゃ絶対持ち上がらないって思っていたけど、今では一人で持ち上げられますよ!」と、ニッコリ笑顔の麻美さん。その華奢な体つきからは想像できない逞しさです。
「子牛にミルクをあげている時はかわいくて本当に癒される瞬間なんです。それに、子牛たちの成長を日々感じられるのが嬉しいですね」と、仕事の充実ぶりもうかがえます。

お二人が担当する仕事以外にも、牛舎の清掃や除糞作業など、どの仕事も人の手がかかるため酪農は大変だと思われがちです。しかしここ大雪牧場では、哺乳ロボットのほか、牛の体調管理にはアプリを利用するなど、最新テクノロジーを導入して作業負担を軽減しているそう。
また、「全ての人がどの仕事もできることで、誰が休んでも大丈夫」そういった環境づくりをしているため、休みも取得しやすいのだとか。
「牧場によっては入社したらずっと同じ作業で飽きちゃうって話を聞いたこともありますが、ここは様々な仕事を任せてもらえるので、忙しいけど飽きる暇もないですね(笑)。それに、酪農にしては珍しく10連休を取得する制度があるんですよ。今年はコロナでどこも出かけられないから取得していませんが、昨年は先輩たちも含めみんな休んでいました。うちは毎週の休みも夫婦で揃えてもらっているので、そこで2連休をいつも貰えるというのもこの業種では貴重だなって思っています」と翔太さん。働きやすい環境も大雪牧場の魅力のひとつのようです。

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具体的な準備も着々と

こうしてお話しをうかがっていると、入社から1年半で、既に様々な業務を経験されているようですが、酪農家として一人前と言われるまでには、あとどれくらいかかるのかを聞いてみると「まだまだですね」と苦笑い。
「自分もまだまだ勉強中ですが、かなり上の先輩もまだ勉強中だと言っていたし、10年働いている先輩でも初めて経験することがあると言っていました。なので、何年で一人前っていうのはないですかね。ただ、これから自分の牧場を持ちたいと思っているので、まずはここでお世話になっている間に、飼料の設計を中心にもっと勉強したいと思っています」と、牧場経営に向けて目指すものが明確な翔太さん。

ここで飼料の設計という聞き慣れない言葉が出てきたので、もう少し詳しく教えてもらいます。
「設計っていうのは、餌の配合なんですが、牛の乳量によって餌の設計を変えないと、牛がだめになっちゃうんですよ」
お!ここで飼料メーカー出身の強みがいかせるのですね。
「いやいや、そんな簡単じゃないです(笑)。餌は牛の状態によって全然違うので、そこは経験と実績が必要になる領域ですね。草のたんぱく質量、水分量がそれぞれ何%かを全て計るところからはじまり、その草にどんな配合飼料を混ぜるのかを考えます。その時、牛の状態はどうか、何キロ牛乳を出すのかなど、全部ひっくるめて計算するので、ここは入社1年半の新米ではなかなかタッチできないところですね。あと、牛は胃の中に微生物も飼っていて、その微生物をたんぱく源にエネルギーにもしているんですよ。やっぱり、牛はいろいろ面白いですね!」と、最高の笑顔。

一見難しそうに感じることも面白いと捉える、牛への愛に取材陣も感心するばかりです。

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ちなみに、ご自身の牧場を持ちたいとのことでしたが、どこかから紹介してもらえるのでしょうか。
「いえいえ、待っていても誰も紹介してくれないので、自分たちで探しています。目標は30歳で自分たちの牧場を持つことなので、逆算するとその前にはここを辞めることになるのかな・・・」と、少し寂しい表情を浮かべながら、こう続けます。
「離農される酪農家さんのところに、居抜きで入ることを想定して動いているので、休日は北海道中をドライブしながら探しています。牧場の外観とか牛舎を見て、理想の牧場のイメージに近いところをを見つけたら、その牧場がある地区のJAに相談に行き離農の予定などを確認しながら自分で交渉していますね」と、そこは営業マン時代のバイタリティを発揮している様子です。

「離農する方とも一緒に働いて覚えることがあるので、1年~2年はそこでも働きながら勉強したい。そうなると、ホントもう時間はないですね」と、タイミング良く状態の良い牧場に入るための、準備も努力も怠らない前向きな姿勢に、こちらの背筋も伸びます。

都会とのギャップ!?上川町での暮らしぶり

と、ここで少し上川町での暮らしについてもうかがいます。

麻美さんにとっては、上川町はもちろん、北海道での暮らしもはじめて。そもそも「上川町」のことはご存知だったのでしょうか。
「正直に言うと、上川町の名前は知りませんでしたね」と苦笑い。
「旭川に彼の実家があったので、その近くと聞いて、きっと寒いところなんだろうなとは思っていましたけど」と、そんなに不安も感じずに上川町に来たそう。

「でも暮らしてみると、東京との生活のギャップがすごくて、全部びっくりしました(笑)」と、今日1番の笑顔を見せます。
東京で暮らしていた頃は、車の運転をしなかった麻美さんですが、上川町ではそうはいきません。「通勤はもちろん、スーパーやコンビニへ行くのも車だし、町内のスーパーで揃わないものは、週に1回隣の旭川市まで買い物に行っています。何もないというのが1番のギャップです。もちろんないだろうとは思っていたけど、思っていた以上になかったですね(笑)」
道産子にするとコンビニもスーパーもあるマイルドな田舎という感覚ですが、やはり都会の感覚からは驚きの連続のようです。

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「東京にいる頃は仕事が終わって駅を降りると、自宅までの徒歩5分くらいの間にコンビニが2~3件、スーパーやドラッグストアも何件もあって、それが普通だったから、それと比べると何もない!?ですね」

はい。そう言われると何もありません(笑)
もうこんなに「何もない」と感じているなら、もしかして東京に帰りたくなっているのではと、こちらが心配になるほどです。

「確かに、たまに東京に帰りたくなる時はありますね」

あぁ、やっぱり都会がいいのかな。そう私たちが思った瞬間

「でも、不思議ともうあっちに住みたいというのはないんですよ。何もないんですけど、豊すぎるこの自然も、ここで暮らす人の大らかさも意外と私には合っているのかな」と、ニッコリ。

金融機関から突然の牧場勤務、しかも北海道の田舎暮らしさえ受け入れる、麻美さんの順応性の高さに驚くのと同時に、「一緒に牧場をする」ということに、翔太さんと同じくらい覚悟を決めて来ていることが自然と伝わります。

「ただ、やることがないんですよね」と、少し困り顔の麻美さん。

現在パート勤務の麻美さんは、朝8時に仕事を終えてから翔太さんが帰る夕方までの間は一人で過ごすことが多いのだそう。
「都会みたいにウィンドウショッピングはできないので、家の中で手芸したり、あとは時間があるので、以前より手のこんだ料理を作るようになりました。それと一人でできるバードウォッチングもはじめました!」と、少しずつ楽しみをみつけているよう。

元々鳥が好きだったという麻美さんは、上川町移住を機に野鳥の本を購入。自宅近くの上川公園では、鷲、クマゲラ、イスカなど、野鳥ブックに載っている鳥は1年でほぼ全種類制覇できたと、写真も見せてくれました。

arakawasann15.JPG「雪の妖精」と呼ばれるシマエナガにも会える!?
「自然が豊かというか、豊すぎると言ってもいいくらいですね(笑)」と、上川町のお隣、旭川市出身の翔太さんでさえ、上川の野生動物の多さには驚くばかり。
「鳥はもちろんですが、クマ、キツネ、鹿、リス、野ウサギなど、いろいろ会えるので、動物ウォッチングもできます。きっと、そういう大自然を求める人には最高の環境だと思いますよ!」

バードウォッチングこそよく聞きますが、野生動物ウォッチングが身近で楽しめるのは、北海道でもなかなか贅沢な遊び方かもしれません。

翔太さんに上川町での暮らしについてたずねると「雪が多いですね。一度車が全部埋まって出られなくなった時があって、北海道出身ですが、これにはびっくりしました!」
普段は早朝の出勤時間でも道路の除排雪は終わっているものの、時折降る除雪の追いつかないほどの大雪には翔太さんもお手上げだったとか。
「でも、こっちに来て1番良かったのは、釣り場が身近にあるとろですかね!海釣りは、オホーツク海と日本海のどちらも楽しめるし、川釣りなら石狩川の支流にもよく行きます。そこではオショロコマとかが釣れるので、二人で一緒に楽しんでいます!」と、アウトドアを満喫されているそう。
小さい頃から釣りをしていた翔太さんは、釣った魚を捌くのも全部お任せできるのだと、麻美さんが嬉しそうに教えてくれます。

「あと、上川町は北海道の真ん中くらいなので、あちこち旅行するにも便利なところもいいですね。去年は北海道移住1年目ってことで、牧場巡りをかねて、道の駅のスタンプラリーも全部制覇して来ました!」と、休日はいつも夫婦仲良くお出かけして過ごすことが多いのだとか。

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「仕事以外で人と出会うことがあまりなくて、しかも仕事中も一人での作業が多いから、人と会話する機会が少ないんですよ。これからは少しずつこっちで友達も作りたいなって思っているんですけどね」そう話すものの、照れ屋な麻美さん。積極的に友達を作りに行くのは少し苦手だとか。

そんな麻美さんを理解してくれる翔太さんだからこそ、休日にしっかり2人の時間を取ってくれているのだなぁと、見ている私たちが温かい気持ちになります。

「牛が好きで、好きな動物を飼うことを仕事にできるなんて、本当に最高です!」と、終始牛への想いと、酪農の魅力について、キラキラした瞳で話してくれた翔太さん。
「今はまず精一杯仕事をしながら学び、早く自分の牧場を持てるように成長したいです!」と、最後まで前向きな姿勢が印象的でした。

そして「いつか自分たちの牧場を持てたら、お庭のある家で暮らしたいですね」と、翔太さんを優しい笑顔で支える麻美さん。

いつか北海道のどこかのお二人の牧場から、おいしい牛乳が届く日が楽しみです!

農事組合法人 大雪牧場 荒川翔太さん・麻美さん
農事組合法人 大雪牧場 荒川翔太さん・麻美さん
住所

北海道上川郡上川町字白川325

URL

http://www.taisetsu-farm.com/company/


「北海道で牧場を持ち大好きな牛を飼う」二人三脚で歩む夢への道

この記事は2020年7月27日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。