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白老町

「楽しみ方はアイデア次第」な白老での働き方20171026

「楽しみ方はアイデア次第」な白老での働き方

化粧品会社が作った社食を兼ねたレストラン&カフェのシェフに就任。

2017年春、白老町の旧虎杖中学校の校庭に、東京の化粧品会社「ナチュラルサイエンス」の新工場が建設されました。「ここが工場!?」と思うほど洗練されたデザインで、社員食堂を兼ねたレストランやカフェ、エステサロンなども併設。一般客の利用も可能で、胆振の新名所としても注目されています。厨房を任されているのは、シェフの貴田岡憲一さん。そのちょっとユニークな働き方を皆さんにご紹介します。

まずは入社の経緯から。貴田岡さんはこれまで、札幌を拠点にケータリングサービスを手掛けていました。企業のイベントやホームパーティー、コンサートスタッフへの食事などなど...貴田岡さんへの依頼は引きも切らず、家族と触れ合う時間も取れないほどの忙しさだったそう。
「このままじゃイケナイと思ってたころ、家族からもクレームが入りましてね(笑)。まだ子どもも小さいし、一緒に過ごせるのは今のうちかなと。自分としてもケータリングの仕事は『やりきった感』があって、一回止めてもいいかなと思ったんです」

naturalscience_chief_2.jpg札幌を拠点にケータリングをしていた貴田岡さん。

一度は断った白老での仕事。ところが...。

その後、新しい働き方を模索していた時に、知人に紹介されたのが現在の仕事。白老に新しくできるレストランのシェフと聞き、貴田岡さんは言葉に詰まります。「し、白老?」。
「さすがにちょっと遠いなと(苦笑)。でもしばらくして、「一度、話だけでも...」ということになり、東京の本社へ行ったんです。そこで社長から、廃校を活用して新しい工場を作るという話や品質にこだわった商品づくりについての話を聞き、この会社で働くのも良いかなと考えるようになりました。働いている人たちが『きちんと仕事に向き合っている感じ』も、個人的はグッときました」

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こうしてナチュラルサイエンスの一員になることを決意した貴田岡さんですが、レストランをオープンさせるまでの道のりは、平坦ではなかったそう。
「最初は社食を兼ねたちょっとしたカフェを作るって話だったんです。何種類かのパンとデザートがあれば良いみたいな。ところが、計画が進むうちにどんどん話が大きくなっていって。レストランのキャパは大きいし、休日はビュッフェをするとか。聞いてたのとは全然違う感じになっていって(笑)。ただ、話が変わるのは得意というか、前向きに楽しめるタイプなので、どうなっていくんだろう?と、ワクワク感も大きかったです」

社員食堂のレベルを超えた、本格レストランが完成!

貴田岡さんは過去に、新しい飲食店の立ち上げや、メニュー開発に携わったこともあったそう。そうした経験を生かしながら、社員食堂とは思えない、本格的なレストランの準備が着々と進められていきました。

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「僕は料理を始めた時から、世界基準で認められるものを作って、喜んでもらいたいと思ってきました。なので、この場所でもそういう料理を提供したいし、そのために必要な準備は整えたつもりです」

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調理をグーンと効率化してくれる、こだわりのハイテクキッチン。

ここで、ちょっと話はソレますが、貴田岡さんは大の調理機器マニアだそう。
「展示会などで最新の機器をチェックするのが好きなんです。この店はオープンキッチンなので、継ぎ目のないステンレスのカウンターや作業台など、見た目にもこだわりました。特に厳選した機器のひとつがスチコン(スチームコンベクションオーブン)。スマホからの遠隔操作や自動洗浄機能が付いていて、調理作業を支えてくれます」

naturalscience_chief_6.jpgいたるところにこだわりが詰まったキッチン。右手後方が自慢のスチコン。

札幌までは約1時間。働く場としての魅力は大。

札幌から白老までは約100キロの道のりですが、遠さは感じないと貴田岡さん。
「高速を使えば1時間ほど。夏場であれば行き来はまったく苦になりませんね。急なカーブはないし、運転も楽です。田舎であることは否めないけど、働く場としては魅力的じゃないかな。自然は豊かだし、会社はきれいだし。札幌にだってスグ行ける。白老勤務、気に入ってます(笑)」

naturalscience_chief_7.jpg貴田岡さんの右腕として活躍する橋本さん。

会社員から独立してフリーランスになる人は多いですが、フリーランスから会社員になる人は珍しいような...。
「ですよね(笑)。でも会社員も悪くないと思ってます。休みはしっかりあるし、家族との時間も増えました。連休だって取れます。ゴールデンウィークに休むなんて、独立していた時には考えられなかったな〜。それにうちの会社は、化粧品を作っているだけあって、衛生管理はかなりハイレベル。そういう知識を学べるのも、ここの魅力です」

無理に...とは言わない。来たい人だけ、来てほしい。

「レストランのグランドオープンはまだ少し先ですが、いろんなアイデアで新しいことが出来そうな気がしています。仕事を楽しみたいっていう気持ちがあれば、楽しみ方は無限かなって。スタッフは募集中ですが、無理をしてまで来てほしいとは思っていないんです。来たい人だけ、来てくれたら良い。え、僕ですか? 想像していた以上にこの環境を楽しんでますね(笑)」

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ナチュラルファクトリー北海道(株式会社ナチュラルサイエンス)
住所

北海道白老郡白老町虎杖浜393-12

電話

0144-84-1210

URL

http://www.natural-s.jp/home/kojohama.html

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「楽しみ方はアイデア次第」な白老での働き方

この記事は2017年9月22日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。