
ちょうどよく田舎、ちょうどよく便利なまち
愛らしい二人の娘に優しい眼差しを向けるのは、花田知幸さん、あきこさんご夫妻。
平成28年4月に旭川市から沼田町に移り住みました。ご結婚は5年ほど前。その翌年には第一子が誕生、さらに2年後にあきさんは第二子を妊娠します。ご夫婦が真剣に移住を考え始めたのもちょうどその頃。知幸さんがこう振り返ります。
「一番気がかりだったのは子育てですね。地方都市とはいえ、旭川はやはり都会。ご近所つきあいが少ない環境、希望の保育園に入れるか不安のある街で子どもたちを育てていくのは、どうなんだろうと。」
もともとご夫婦ともに田舎が好きだったこともあり、さっそく移住先探しをスタート。ネットで調べたり実際にまちを訪ねたりする中で、沼田町の存在を知ります。
「田園風景が広がっていること、スーパーやコンビニもあること、小学校が素晴らしく立派なこと、JRも高速も通っているので旭川や札幌にも行きやすいこと・・・。ちょうどよく田舎でちょうどよく便利なまちだと感じました。」
仕切りが一切なく、開放的で気持ちの良い沼田小学校です
沼田町の田園風景
中でも2人が最も気に入ったのは子育て環境の充実ぶり。あきさんが笑顔で話します。
「待機児童がいないことにまず驚きました。学童保育を始め、行政の補助や支援も万全ですし、小中学校の学習教育環境も整っています。町内を歩くと子どもたちが笑顔で挨拶してくれるし、公園で幼児が一人で遊んでいるのも、子どもたちに住民の方々が声をかけるのもごく日常の風景なんです。」
ここなら安心、このまちなら2人の大切な子どもたちを伸び伸びと育ててあげられる。こうして4人の家族は沼田町を第二の故郷と決めました。
地域おこし協力隊に挑戦する決意
ご主人の知幸さんの前職は大型トラックの運転手。当然仕事探しは、移住を決める際のハードルのひとつとなりました。
「移住の際に、町が紹介してくれる介護の仕事も考えましたが、まちの方々と繋がる方が先決と考え、その時運良く募集していた地域おこし協力隊の仕事に就きました。現在の担当は観光PR。物産展に参加したり、ふるさと納税の受付や発送をしたりと、沼田町を知る上では最高の仕事だと実感しています。たくさんの町民と知り合う機会にもなりましたし。」
やさしい人ばかり・・・夫婦で実感する日々
知り合いがひとり増える度に知幸さんが感じること。それは「お世辞ではなくやさしい人、温かい人ばかり。」ということ。
あきさんが言葉を継ぎます。
「庭づくりに奮闘していたらいつの間にかご近所さんが手伝ってくれたり、とれたての野菜や晩ごはんのおかずをおすそ分けしてくれたり。娘と公園に行くとだれかれなく話しかけてくれますし、保育園の保育士さんも気さくで親身な人ばかり。私のように人付き合いが得意じゃない人でも、ごく自然に住民の輪に迎え入れてもらえる、それが沼田町のいいところだと思っています。」
子育てが一段落したら出面さん(農家のお手伝い)のアルバイトをするのが、あきさんの当面の目標。
「それまで一人でも多くの住民の方と繋がりたいと思っています。」
沼田町でみんなすくすく育っていきますように
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- 北海道沼田町観光協会 沼田町地域おこし協力隊 花田知幸さん
- 住所
北海道雨竜郡沼田町本通2丁目3-6(商工会内)
- 電話
0164-34-6373