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室蘭市

警備業の概念のナナメ上を行く! 日鉄ビジネスサービス室蘭(株)20240426

警備業の概念のナナメ上を行く! 日鉄ビジネスサービス室蘭(株)

北海道室蘭市。日本における製鉄の歴史の一翼を担ってきた「鉄のまち」として、社会の授業で聞き覚えのある人も多いのでは。
工場のイメージが強い室蘭市ですが、そのカギ型の独特な地形から、海も山も楽しめるという意外と自然派な一面もあり、近年は釣りやアウトドア方面からの引き合いも増えてきているのですが、それはまた別のお話・・・。
今回の主役は、日本が誇る世界レベルの巨大企業「日本製鉄株式会社」のグループ企業、「日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社」(以下「日鉄ビジネスサービス」)。早速話を伺・・・いたいところですが、規模感を共有するために、まずは親会社である日本製鉄(株)の室蘭市における立ち位置について、軽く事前情報を入れておきましょう。

室蘭市の内海に面する海岸線は、びっちりと工場が立っています。
中でも日本製鉄(株)の工場があるエリアは俗に「構内」と呼ばれており、日鉄ビジネスサービスを含む関連企業や、日本製鉄(株)グループと共にものづくりを行なう企業など、技術の最先端で活躍するたくさんの会社と工場が立ち並んでいます。
その広さはなんと札幌ドームを100個並べてもまだ足りないのだとか。これはもう、まちです。
その存在感は構内に留まらず、全国の試合で活躍する社会人野球チーム「日本製鉄室蘭シャークス」を有するほか、職員寮・迎賓館など市街地にも日本製鉄(株)関連施設は多く、一説には室蘭の土地の20%以上を日本製鉄(株)が所有しているという噂もあるとかないとか...。

murorann_nittetu00054.jpg鉄の町、室蘭。

とにかく、鉄のまちを象徴するものづくり企業は、従業員の数も工場など敷地の規模もケタ違いに大きいわけです。
そんなケタ違いに広い日本製鉄(株)構内の安全を守っているのが、今回紹介する「日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社」なのです。

多彩な経歴を持つ依田さん 元々の夢はなんと美容師!

今回お話を伺ったのは勤務歴12年、警備グループマネジャーの依田(よりた)尚明さん。
実は現在に至るまでに様々な経験をしてきたおもしろ人材であるという事前情報が。
そういうのはついつい聞きたくなってしまうくらしごとチーム。
早速聞いちゃいます!

室蘭出身の依田さん。高校卒業後は美容関係の専門学校に入学し、美容師を志したそうです。専門学校を出た後は札幌の美容室で10年、美容師として勤務しました。
「実は母が美容室をやっていたので、幼いころからその姿を見ていました。その影響はあるかもしれません」
なるほど!いきなり意外な経歴が飛び出したと思いましたが納得です。人に歴史あり。

murorann_nittetu00007.jpgこちらが、本日の主役、依田(よりた)尚明さん

改めて当時を振り返り、やっぱり美容師の仕事は好きだったという依田さん。
そんなに好きな仕事、なぜ辞めてしまったのでしょう?
「ある日突然、化学物質過敏症になってしまったんです。人それぞれ許容量というのがあるそうですが、私の場合は美容師の家に生まれ、日頃から薬液などの化学物質が身近にあったため、早めに許容量が満タンになってしまったのかも知れませんね」
その影響でシャンプーやパーマ液に触れると手がひどく荒れてしまうようになったため、残念ながら美容師を続けることを断念しました。
今でも食器などを洗う時は手袋をしているそうです。

こうして好きだった仕事を離れた依田さんは、しばらく傷心の日々を送ります。
そんなとき出合ったのが、現在の職場である日鉄ビジネスサービ・・・。

・・・え?まだ?
まだ出合わない?
もうちょっと先?

はい、まだ出合いません。
それどころか、依田さんはこれまでとは全く違う世界に飛び込みます。

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美容師から理容師?じゃなく漁師に転身!

東京都新島村をご存じでしょうか。
都心から約160㎞離れた、伊豆諸島に属する人口約2500人の島です。
主幹産業は豊かな海産資源を生かした漁業。日本では新島でしかとれないという「コーガ石」から作られる「新島ガラス」も製造しています。
渋谷駅前にいる「モヤイ像」はコーガ石を使う新島産。島内のあちこちにモヤイ像の姿があるそうです。

北海道から遠く離れたこの新島に、なんと依田さんのおじいさんの弟に当たる方が住んでいました。その方は結婚を機に新島に移住し漁師をしていたそうなのですが、他界したとの連絡があり、その際に船を手放そうとしていたところを依田さんが聞きつけストップ。
なんと船を引き継ぎ、新島で漁師になりました。

「どうやら船が壊れてしまい、その修理に100万円ほど必要なのだけれど、折り合いがつかなかったため処分してしまおうというところだったようです。その話を聞いて、ちょっと待って!と手を挙げました」

元来、自然の中で暮らしてみたい気持ちも持っていたという依田さん。現地の漁協に履歴書を送るなど猛アタックをかけます。
そのかいあって、働き先や住むところを用意してくれることになり、晴れて漁師への道を歩み始めます。

しかも、嫁入り前の彼女を連れて。

伝説のコメディアン・植木等の名曲「だまって俺についてこい」が鳴り響きそうになりますが、もちろん依田さんはそんな無責任一代男ではありません。
一緒に島へ渡り、苦楽を共にしたこちらの彼女が、現在の奥さまです。

それにしてもかなり大きな環境の変化だと思うのですが、不安はなかったのでしょうか?
「もちろん不安もありましたが、それまで慣れ親しんだ美容師の世界から離れると決めた以上、簡単な仕事でも難しい仕事でもイチから始めることには変わりありません。どうせやるなら、自分にプレッシャーをかける意味でも、ちょっと大きなことをやってみたいなという気持ちが強かったんです」

murorann_nittetu00023.jpgその人生は、穏やかな語り口からは想像しがたい決断の連続

当時依田さんは29歳。なれない土地に移り住み、まずは定置網漁を行なう船の乗組員として働きながら漁業のイロハを学びました。一年、二年と経験を積む中で漁協の準組合員・本組合員とステージを上げ、漁業権も取得。ついに地道に修理を進めていた自分の船で漁を始めます。
さて、一般的な漁と言えば、網を仕掛けてザバーッと水揚げするイメージですが、依田さんが受け継いだのは全長8mほどの潜水漁用の船でした。
小学校のころから水泳は得意だったという依田さん。潜水士の免許をとり、自ら海に潜って主にサザエやアワビ、テングサなどをとって生計を立てる一人の漁業者としてリスタート。
もちろん素潜りではなく、長時間水中作業ができるようレギュレーターをつけ、船上からコンプレッサーで空気を送ります。酸素供給ホースの長さは約100mあるそうですが、あまり出しすぎると潮の流れに体ごと持っていかれる可能性があるそう。それでも海が穏やかな日は全部出して海底を探索するそうです。

「潜る深度は日によりますが、大体水深10m~20mの範囲で行なうことが多い漁法です。深く潜っていくにつれてやっぱり恐怖心が高まりますし、水温もぐっと下がります。海面付近は暖かくても、10m潜ると本当に冷たい。一気にぎゅっと胸が締め付けられるように感じますね」

湧き上がるアドベンチャー感を抑えきれません。
そうそう、潜っているとウミウシをよく見かけるそうです。北海道の海水浴ではなかなか出合わないし、出合っても小さめですが、新島のウミウシは成人男性の足の裏と同じくらいの大きさ。

「触ると紫色の煙幕のようなものを出しますし、見た目ちょっと気持ち悪いですね(笑)」
と、依田さんは懐かしそうに話します。

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地元の消防団にも加入し、新島の漁師として骨をうずめるつもりで日々を送る依田さん。あっという間に10年の月日が流れました。
当初はホームシックでつらそうだったという奥さん(現地で入籍!)も、アルバイトや新しく始めたフラダンスを通じてできた仲間が増え、島になじみ笑顔が増えていったそうです。

そんな依田さんに再び転機が訪れます。

ー3.11

「東日本大震災が起きた時、津波そのものの影響はなかったんですが、潮の満ち引きの幅が大きく、もちろん漁に出られる状況ではありませんでした。そういう場合、本来は係留ロープを長くするものなのですが、当時の私は知識が足らず、船が動かないようロープを短くし岸とがっちり係留したんです」

その後、船を見に行ってみると、船はもう動かせないほど痛ましい状態になっていました。

「ロープが短かったため、潮の大幅な上下によって船が吊られた状態になったり浮いたりを繰り返して、ひっくり返っちゃったんです」

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船を失ってからも、知り合いの船に乗せてもらい定置網漁を行なうなど、生活を続けることはできていたそうですが、事情を聞いた故郷・室蘭から、「戻ってこないか」との知らせが届きます。

動き出す運命の歯車!きっかけは・・・消防団?

船の損壊と時を同じくして、奥さんのおなかに赤ちゃんが宿っていることがわかりました。これもなにかの機会か、と、依田さんは島を離れ室蘭に戻ることを決心します。

「一応船舶免許と潜水士の資格を持っていますし、室蘭も港町ですからその方面でなにか仕事を探そうと思っていました。別の用事で室蘭に帰ってきた際、ちょうど札幌で室蘭市のU・Iターンフェアをやっていると知って、行ってみたんです」

はい。
お待たせしました。
おまたせしすぎたかもしれません。しすぎたと思います。

ついに「日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社」と出合う瞬間が訪れたのです。
しかし運命の出会いというのはイタズラなもの。
船舶や潜水士の資格を生かそうと思っていた依田さんは、日本製鉄(株)グループの会社紹介にあった「環境アセスメント」に興味をひかれました。
環境アセスメントは環境影響調査や環境影響評価とも呼ばれ、海底汚泥の調査や船舶による水質調査など、開発による環境への影響の調査のこと。なるほど依田さんの資格がばっちり活かされそうです。

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履歴書を片手に説明を聞きに行ったところ、ブースにいた人事採用担当部長から驚きの一言が。

「いま、室蘭ではそういう業務やってないんだ」

なんということでしょう。ここまで引っ張ってきた運命の出会いは、すれ違いに終わってしまうのでしょうか?
当時を振り返り、依田さんはこう話します。

「まさか船舶や潜水士ではなく、消防団に所属していたことがひっかかるとは思いませんでした」

そう、担当者の目に留まったのは地域の安全を守る消防団としての活動経験だったのです。
その力を警備にということで、同社内の警備グループを紹介されてから2週間後。新島に戻っていた依田さんの携帯電話に着信が。
札幌のU・Iターンフェアで会った人事採用担当部長から、入社試験と面接のため室蘭に来てほしいという内容でした。

「期待しないで待っていてと言われていたので驚きました。実際には面接をしてくれたのは部長とは別の方だったのですが、フェアでお会いしたことを覚えていてくれて、呼んでもらえたみたいです」
どうやらフェアで募集していたのはグループの中でもテクノロジー寄りの部署で、依田さんが入社した時には人事採用担当部長もそちらの部署に異動していたそうなのですが、偶然出会った依田さんのことを「警備部門に向いてそうだ」と引き抜いた形のようです。
フェアの席では2人で釣りの話をして盛り上がったそうなので、どこで縁がつながるかは本当にわからないものです。

当時から依田さんを知る、管理グループ係長の梅花さんの話では、
「当時はスラッと背が高く、少しチャラい感じに見えました(良い意味で)。なんだかかっこいい人がきたなと思いました(笑)。普段から物腰が柔らかく話しやすいので、美容師をやっていたというのも全然不思議ではないです。警備グループはみんな穏やかなんですが、いざ出動となった時は表情が変わるんです。指示と役割分担の連携は身内ながら見事です」

murorann_nittetu00027.jpg責任感の強い依田さんは、今ではグループをまとめるリーダーです

なるほど、では次にそのお仕事内容について聞いてみましょう!

消防&救急で緊急出動も!?多岐にわたる構内の警備

日鉄ビジネスサービスは24時間勤務。甲と乙の2グループが交互に勤務しています。
それぞれ10~11名で構成されるグループには取りまとめ役のマネージャーがおり、依田さんもその一人。構内で起こる様々な事案解決のため、的確にメンバーへ指示を出す指令業務を担っています。

さて、警備のお仕事と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、夜中に懐中電灯を持ってビルの見回りをしたり、工事現場の交通整理などではないでしょうか。
もちろんそれも立派な警備のお仕事なのですが、日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社のお仕事の中には、予想のナナメ上をいくものも。どんなお仕事があるのか見ていきましょう!

最初に挙げるべきはやはり「通門業務」です。
本記事の冒頭で、「構内はまちぐらい広い」とご紹介したのを覚えているでしょうか。通門業務とは、この「まち」の門番です。今回お邪魔しているのも、その通門業務を管理する棟。一日に何台もの車や人のチェックを行なっています。
「基本的に、構内に入ったときと同じ状態で出ていかなくてはいけないことになっています。何かを持ち出すのであれば、そのための書類への記入が必要です」
近年、資材価格の高騰により、全国的に銅線や鉄製品の盗難が増えています。こうした犯罪行為に目を光らせ、悪さができないように見張り、安心して働ける環境を作ることは、警備グループの最重要任務の一つです。

murorann_nittetu00020.jpg通門業務の最前線基地である事務所

構内が平和であることは何より大事ですが、工場では何が起きるかわかりません。何か起きた時は、依田さんたち警備グループが大活躍します。
どんなふうに活躍するかって?よく聞いてください、なんと、救急車や消防車に乗り込み、現場に駆け付けるのです。
もう一度言います。依田さんたち警備グループは、救急車や消防車を運転できる人たちなのです!

「私も入社してから知って驚きました、こういう仕事があるのか!って(笑)。消防車と救急車は緊急車両として登録されており、運転免許取得から2年、そして大型運転免許を取得後、当社の訓練カリキュラムに合格した後、緊急車両の走行を認めています。こうした免許や消防設備士などの資格も、入社してから取得できますよ。消防車の装備を動かすのに資格は必要ありません。日本製鉄(株)では高所放水車と化学消防車を保有しています」

そうだったんですか!知らなかった!
ちなみに化学消防車とは、通常の放水では鎮火しづらい石油火災などで活躍する消防車のようです。

もちろん消防車や救急車を使う事態が起こらないことが一番なのですが、ピンチの時に駆け付けてくれるお仕事は、やはりかっこいいのです。
もっぱら構内で完結する事案であることが多いそうですが、時には公道にでて病院へ緊急搬送を行なうことも。また各コンビナート間には消防に関する協定があり、構内だけでなく周辺の工場で大規模な火災が発生した場合はお互いに助け合うのだそう。

どんなに工場で働く人たちみんなが気を付けていても、稀に命に係わる事故が起きます。現在はマネージャーとしてメンバーに指示を出す立場の依田さん、大きな事故を担当するときは、無力感にさいなまれる日もあるそうです。

「できることを増やして、目の前のことに尽くすしかない。そのためにはなんでも率先して経験することが大事だと思っています。構内には140箇所以上消火栓があるんですが、入社したての頃はできるだけ現場に出て、実際の場所を確認しながら覚えていきました。事故への対応指示を出すにしても、現場で踏んだ場数が多いほど的確に出せると思います」

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依田さん自身、大きな災害が起きた際に「頭が真っ白になっているのに、メンバーへ指示が出せる」ようになった瞬間があったそうです。

「私もたくさん失敗しました。出動の際、全員が現場に行くわけではないので、自分から志願することがあるんですが、勢い良く手を挙げたのに行く場所がわからなくて戻ってきたことがあります(笑)。失敗したら上司に謝ればいいんですよ。私は今でも上司にたくさん迷惑をかけていると思います」

「赤チン災害」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
労災関係で使われる用語で、今や製造を終了した伝説の消毒液「赤チン」をチョンと塗る程度の軽微なケガを指します。
こうした赤チン災害でも依田さんたちは出場します。こうした場数をどんどん踏んで経験を積み、大きな事故にも冷静に対応できる力を身に着けていくんですね。
このほかにも、機械警備による防犯・火災の警戒業務、消防設備の点検など構内の保安に関わる業務を一手に引き受けています。

意外なほどに休日が充実!24時間勤務のメリットと福利厚生

24時間勤務というと、かなり特殊な働き方のように感じますが、実際のトコロどうなんでしょう?

「24時間とは言っても、深夜1時から5時までは仮眠時間になっています。それ以外は勤務時間なのですが、昼と夕方に1時間ずつの食事休憩と、それと別に1時間半の休憩をとることができます。グループ単位で交互に勤務するので、毎日8:30に次のグループに引き継いで1回の勤務終了です」

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勤務時間中に構内から出ることは基本的にNGだそうですが、社屋の一部にはテレビ付きの休憩室も用意されており、メンバーで時間をずらしながら順番に英気を養います。
また、休みがまとめてとれるというのも大きなメリットで、例えば ①勤務非番+②公休+③公休で3連休も比較的容易に実現可能。うまく休みを絡めれば5連休も全く夢ではないのです。

シフト制なので土日出勤はありますが、これだけまとまった休みが取れれば旅行や趣味に使える時間もかなり融通が利きそう。
しかも給与面も、深夜手当のほか出動手当も新たに導入された上、昨年のボーナスはなんと7.8カ月分だったとか...!はかどる!

さらに、巨大企業である日本製鉄のグループ会社は福利厚生もすこぶる充実。数ある中から特に注目の2つをご紹介します。

まず1つ目は「ワークライフサポート」。
これは趣味や娯楽に使える補助制度で、年間3万円を会社から支給。趣味スポーツや旅行はもちろん、なんと家賃にも充当でき、とても使いやすいそうです。
テニスやキャンプなど、休みを利用してアクティブな毎日を楽しんでいる依田さんも活用しています。

2つ目は「福祉休暇」。
使いきれずに余ってしまう有給、もったいないですね。
福祉休暇は前年度分の使いきれなかった年休が翌年度へ自動的にストックされ、自分の病気や家族の入院の際などに有給休暇として使えるのだそう。
しかも最近、これまで50日だったストック上限が100日まで引き上げられました。

murorann_nittetu00040.jpgやるべき仕事があることが嬉しい、と語る依田さん。安心して取り組める環境だからこその言葉に感じました。
むむむ。
なんという社員に優しい会社でしょう。
最後に、依田さんが仕事をしていてうれしいことを聞いてみました。

「私は何もしない時間が苦手な性格なので、やらなきゃいけないことがあるほうが楽しいんですよね。漁師をやっていたときも時化で海に出られない時はつらかったです。その点、今の仕事は自分次第で仕事の質をどんどん高められます。今までよりもうまくやれるようになったり資格を取ったりしたことを、きちんと仕事で認めてもらえるのもうれしいですね」

警備業のイメージを覆す、日鉄ビジネスサービス室蘭(株)は、今日も24時間体制で工場を見守っています。

日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社
日鉄ビジネスサービス室蘭株式会社
住所

北海道室蘭市仲町12

電話

0143-47-2206

URL

https://nsb-muroran.nipponsteel.com/


警備業の概念のナナメ上を行く! 日鉄ビジネスサービス室蘭(株)

この記事は2024年4月11日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。