ハイスペックでモダンなスーツケースを世界へ
国道38号を茂尻旭町へ。緑に囲まれた道を抜けるとレンガ色のモダンな工場が見えてきます。ここはエースラゲージの赤平工場。海外からも注目を集める美しく高機能なスーツケースの生産拠点です。
最初にお話を聞かせてくれたのは総務部の岩根さん。「この工場が製造しているのは『プロテカ』というブランドのスーツケースです。驚くほどの軽さ、衝撃への強さと耐久性、キャスターの自由な走行性、さらに美しく都会的なデザインなど、世界最高レベルの品質で多くのファンを獲得しています」工場内のショールームに並ぶスーツケースは、近未来を思わせるような製品ばかり。おしゃれなハンドルを手にすると、このままどこかに旅行したい...そんな気持ちになってしまいます。
150名のチームワークが600本の製品を生み出す
伊藤楓さん(中央)
さて岩根さんの案内で近代的な工場の中へ。「当社のスーツケースは成型、フレーム作り、塗装、組立などさまざまな工程を経て製造されます。製造ラインは4つ、一日に600本の製品が完成し、国内や海外の販売店などに送り届けられていきます」
ここで登場してくれたのは伊藤楓さん。入社3年目のおしゃれでフレッシュな女性です。
「私が担当するのはラインの最終工程の『組立』。若い9名のチームメンバーと一緒にプロテクターをはめたり内装を整えたりしながら、スーツケースを完成させています」
機械と手技が入り混じった作業ですが、伊藤さんの手さばきは実にリズミカル。始めからこんなふうにすばやく作業ができたの?「いえいえ全然(笑)。最初は同じ職場の先輩たちに手順を教わりながら、失敗しないようにゆっくりと...。でもそのうちに慣れて効率よくできるようになり、今はワンランク上のちょっと難しい作業も任せてもらっています」
この春、新入社員が配属になり伊藤さんはセンパイ社員になったとか。「改めて分かったのは、教えるのって難しいってこと。でもそうして指導した新人さんができるようになると、自分のことのようにうれしいんですよね」
社員がさまざまなチームを作り、それが団結して一つのスーツケースを作り上げる。そんな工場だからこそ、教え合い、助け合うというチームワークが生まれたんですね。
プライベートの時間がたっぷり海外旅行も今から楽しみ〜!
ところで入社の経緯を教えてもらえますか?
「実は父も同じ工場内で働いているんです。子どものころから製品のレベルの高さはもちろん、安定した会社ということや従業員思いの職場だということも聞いていました。そうそう、同僚の方もよく家にいらしてたので、なんだか自然に就職してしまったみたいな感じ(笑)。友人や家族がいる地元が好きという理由もありますけど」
ちなみに伊藤さんは芦別の出身。通勤もお父さんのクルマに同乗だそう。では実際に働いてみた感想は?
「先輩はやさしい人ばかり、若い仲間も多いから雰囲気がいい。休日出勤も残業もあまりないから、プライベートを満喫できるのも魅力です。あ、休みの日は母と旭川に買い物に出かけたり韓国旅行をしたり...遊んでばかりです(笑)」
今一番楽しみにしているのは、5年に一度全社員で行く海外旅行だとか。「先輩の中にはもう7回も参加している人がいるんです。うちは新人歓迎会、ビアパーティー、観楓会など催しものが多い会社。中でも海外旅行は超目玉イベントです」うーん、なんとも羨ましい〜!
大きな会社だからこその安定感と思いやり。
総務部 次長 岩根 直史さん
「当社は、世界を舞台に活躍するエース株式会社の技術とノウハウが集約された最先端のファクトリーです。工場内では約150 名(男性100 名、女性約50 名)平均年齢40 歳の従業員が、「世界最高峰のスーツケースを作る」という誇りを感じながら働いています。新卒さんも定期的に採用しています。特に資格は必要ありませんが、重視するのは、元気で明るい態度と対話力ですね。大きな会社なので、安定感もあり福利厚生も充実。長く働いて欲しいので社員のプライベートも大切にしています。」
- エースラゲージ株式会社 北海道赤平工場
- 住所
北海道赤平市茂尻旭町2-13
- 電話
0125-32-4245
- URL
【事業内容】スーツケース、旅行バッグなどの製造