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このまちのあの企業、あの製品
函館市

暮らしの中にある菓子作り。ペイストリー スナッフルス20170911

暮らしの中にある菓子作り。ペイストリー スナッフルス

生活の中に溶け込む、親しみのあるお店です

フランス菓子店「ペシェ・ミニヨン」は、東京・新橋にお店をオープンさせた後、1992年に先代オーナーの地元・函館に店を構えました。 その6年後、「もっとカジュアルに、作りたてのケーキを皆さんに召し上がっていただきたい」という思いから誕生したブランドが「ペイストリースナッフルス」です。 現在は函館に6店舗、札幌および周辺エリアの3店舗に加え、東京・有楽町にも店舗を展開しています。


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「ペシェ・ミニヨン」はフランス語で「甘い物好き」という意味があります。「コンセプトは、職人の高い技術で伝統のフランス菓子を作り続ける、です」。そう説明してくれたのは、現在、スナッフルス駅前店の店長であり、函館の6店舗をまとめる店舗マネジャーとしても活躍している九島美佳(くしまみか)さん。

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では、「スナッフルス」のコンセプトは?
「新鮮な道産食材をメインに取り扱った商品を、普段の生活の中で気軽に味わう、というのが大きなコンセプトになっています」。
なるほど、それがカジュアルというキーワードにつながっているのですね。

北海道・函館の強みを生かした商品づくり

「スナッフルス」を代表する商品と言えば、半熟オムレツのように、とろりとした食感のスフレタイプのチーズケーキ「チーズオムレット」でしょう。


snaffls_kushima_.JPG看板商品のチーズオムレット。

「観光客で賑わうゴールデンウィークには、金森店だけで1日に200~300箱売れますね」と、九島さんは誇らしげに教えてくれました。

誕生したのは、今から17年前の2000年9月。そのきっかけは、航空会社さんから「空港で取り扱うお土産品を作ってもらいたい」というお話をいただいたことでした。道南には新鮮な食材がたくさんあり、さらには素材をおいしく加工する優れた技術があります。その特色を生かして生まれたのがこのケーキなのです。自然の恵みを味わっていただくために、北海道の新鮮な素材をたっぷりと使い、口溶けのよい、きめ細かな生地を焼き上げた「チーズオムレット」は、すぐに包装、箱詰め作業を行い、お客様に焼き立てを届けています。

もう一つこだわったことは、冷凍せずに新鮮なままでお客様に届けるということ。
んっ?お土産として考えた場合、日持ちがしないのは欠点となってしまうのでは?
「確かに、お土産品は日持ちすることが一つの大きなポイントではありますが、それを逆手にとって、新鮮なおいしさをアピールポイントにしたんです」。

人気商品を生み出した戦略は、欠点を強みに変えたところにあったのですね。チーズオムレットは口コミで人気が広がり、北海道のおいしさを全国へアピールするヒット商品となりました。

お客様に顔を覚えてもらう接客を心掛けて

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九島さんは地元・函館市内の高校を卒業後、新卒で同社へ入社し、今年で10年目を迎えました。接客が主業務となる販売スタッフとして働き始め、これまで函館市内の全店舗で勤務してきたそうです。そして4年程前、店長に抜擢。
「正直、私でいいのかなと悩みましたが、上の立場になれば、それまで以上に自分の意見が言えると思い、やってみようと気持ちを決めました」。

お店の責任者となる店長は、スタッフやお客様、取り扱う商品など、あらゆる方面に目配り、気配りをしなければなりませんよね。九島さんが仕事をする上でモットーにしていることとは?
「ケーキを取り扱っていますので、当たり前のことではあるのですが、来店されたお客様の目が最初に向くショーケースをいつもキレイにしておくことです。

snaffles_kushima9.JPG日中は陽が差し込み、明るい雰囲気の店内。

そしてもう一つ、お客様の顔と名前を覚えること。それによって、次回来店時に『あのケーキどうでしたか?』などの会話ができ、コミュニケーションが深まっていきます」。

こうしてお客様との距離が徐々に近づいていき、自分の顔を覚えて声を掛けてくれる方が増えていくことで仕事に取り組むモチベーションが上がり、やりがいにつながっていくそうです。

そんな九島さんには、目標としている店長がいるとのこと。
「すでに退職してしまった方なのですが、私の母と同じくらいの年齢にも関わらず、若い人と変わらずにバリバリ働いていて、しかもたくさんのお客様が付いていました。その方のように、お客様から『この人がいるからお店に行く』と思ってもらえる店長になりたいんです」と、理想の店長像を思い描いています。

コミュニケーションを生み出す商品を届けたい

カジュアルなお店「スナッフルス」は、商品だけではなく、スタッフからもその雰囲気が感じられる気がします。その理由を九島さんに聞いてみると、「私の同期がそうだったのですが、当社では快活な人であったり、ハキハキと話す人を採用している印象があります」。


snaffles_kushima4.JPG女性スタッフが多く、女性が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

店が多くの人から支持を受けるためには、良い商品を提供しているだけでは難しいもの。働く人たちの人柄も大切な要素なのですね。
会社のツイッターに「店員さんの笑顔が素敵だった」など、スタッフの対応が褒められているのを見ると、「自分が褒められるよりもうれしい」と、満面の笑みを浮かべていました。

2016年には北海道新幹線が開業し、函館および周辺地域では、これまで以上に観光客の誘致に力を入れています。そんな中、九島さんは、もっとお店の知名度を上げていくために、何ができるかを考えていきたいと意欲的。
お菓子を通して幸せになってもらいたい、という会社の理念のもと、「当社の商品をみんなで囲んだ時、その場にコミュニケーションを生み出す力を持ったブランドにしていくことが目標です」と、力強く語ってくれました。

snaffles_kushima5.JPG「まだまだ店長としては未熟なので、スタッフから頼られる存在になりたい」と話す笑顔がとても素敵な九島さん。

ペイストリー スナッフルス 駅前店
ペイストリー スナッフルス 駅前店
住所

北海道函館市若松町18-2

電話

0138-22-4704

URL

http://www.snaffles.jp/

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暮らしの中にある菓子作り。ペイストリー スナッフルス

この記事は2017年6月13日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。