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Vol.28〜函館発 未利用魚介プロジェクト〜20230802

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こんにちは。くらしごと編集部です。
未利用漁または低利用魚、って聞いたことありますか??
せっかく獲れたのに、サイズが小さい、まとまった数にならない、市場で値段がつかないなどという理由で、廃棄されたり、海に戻されてしまうお魚のことです。
一説によると、世界全体で30%以上が廃棄されているとも言われ、フードロス的な問題に加え、漁師さんの利益にならないのに大きな負担になるのが、日本でも大きな問題になっています。
解決のヒントになるか?函館の皆さんの取り組みをご紹介します!


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Vol.28〜函館発 未利用魚介プロジェクト

未利用漁いわし美味しいイワシも、規格外ということで、未利用漁に。。

自分は、函館近海で定置網をしかけるのですが、ウミタナゴや、ガヤ(エゾメバル)、サバなどは、美味しいのに、漁獲量が安定しないため加工メーカーとの相性が悪い状態でした。

そこで、商品ありきではなく、獲れた魚ありき、に発想を転換。
パッケージには魚の名前を入れずに、商品名を『未利用魚介プロジェクト』に統一。
どんな魚が獲れても対応できるようにしました。

このプロジェクトは、函館の未来を考えるアツい地元企業が、知恵と技術を持ち寄って始まりました。
じもとの旨みを詰め込んだ万能調味料(合同会社EGAO)、
長期保存を可能にするレトルト技術(エビスパック)、
海産物問屋が手がける一次加工(福田海産)、
ラベル・包装資材のデザイン(坂口包装資材)、
など、全てをじもとで完結。
もちろん、美味しくて、手軽に、すぐに、食べられるものにしました。
結果、値段が付かなかった200キロのサバが1ヶ月で完売しました。

未利用漁パッケージ『未利用魚介プロジェクト』の商品。いろんなお魚を加工でき、常温長期保存が可能。しかも減塩。

上記の他にも、季節毎にいろいろな魚が獲れますが、このプロジェクトによって、それらを無駄にせず多くの人に美味しく食べてもらうことが叶うと思います。

これが一過性のプロジェクトでは無く、新しい産業として成り立てば、フードロスと漁師の収入、両方を解決できるかもしれません。

各地で、この取り組みが広がって欲しいですね

文・熊木祥哲(くまき よしのり)
函館市出身。東京でのサラリーマン生活の後、函館へUターン。後継ぎとして漁業に勤しむ傍ら、漁師仲間と「ハコダテフィッシャーマンズ」を発足し、地元漁業・魚食推進のために精力的に活動している。好きな魚はマイワシ。

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Vol.28〜函館発 未利用魚介プロジェクト〜

この記事は2023年8月2日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。