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Vol.25〜北海道の郷土食シリーズ3 くじら汁〜20230623

Vol.25〜北海道の郷土食シリーズ3 くじら汁〜

こんにちは。くらしごと編集部です。

今回は、ある年齢以上の方なら、懐かしいかも?? くじら汁についてご紹介します。今では貴重になってしまったクジラですが、独特の脂の旨みが、ほんとに美味しいんです。道南地方のお正月の味、是非ご一読を。



石橋ヘッダー



Vol.25〜北海道の郷土食シリーズ3 くじら汁〜



くじら汁※大鍋にたっぷりのくじら汁

クジラ汁は道南地方でお正月によく食べられているものです。

江戸後期から明治にかけ、ニシン漁が盛んな頃、ニシンを岸に追い込んでくれる縁起の良いクジラを崇め、また厳冬の北海道で貴重なタンパク源として、何度も温めても煮崩れしない野菜と一緒に食べられてきました。

材料は各家庭で違いますが、概ね、クジラの脂と、大根人参等根菜類と蕗や竹の子等の山菜、竹輪などの練り物、豆腐、こんにゃくなどです。味付けは醤油と砂糖が一般的です。けんちん汁にクジラの脂の味(独特の脂の味!?)が加わった感じ、と言ったら伝わるでしょうか?(笑)

我が家は大鍋で煮て、実家や友人等にもお裾分けしています。

私はこのクジラ汁に焼いたお餅を入れて食べるのが大好きで、しょっちゅうお昼ご飯代わりに食べています。

うどんを入れて食べる方もいるみたいですよ!

それでは、作り方をご紹介します。

■野菜類は煮崩れしない様に食べやすい大きさにカット、練り物類は大きめにカット(ちくわは半分、ナルトやかまぼこ類も大きめに)、こんにゃくはまず横半分に切り、たて1センチ位に切ります。

■クジラは塩クジラであれば、こんにゃくと同じ位の大きさに切り鍋に入れ、2つまみ程度の塩を入れて2分程煮立て塩抜きをします。
もし塩クジラでなければ、この塩抜き作業はしないで良いです。

■全ての材料と水(水は全部がかぶる、更に多め)を大きめの鍋に入れ、一煮立ちしたら醤油・砂糖を入れ、更に材料が煮えるまで火にかけます。

味は自分の好みで調整してください。

多く作っておいて、寒いところで保管し、2~3日に1度、火入れをすると長く保存出来ますよ。

もしもクジラが手に入ったら、是非試してみてくださいね!





文・いしばしあきこ

実は生魚は苦手だったが、漁師の家に嫁いでから新鮮な魚の美味しさに開眼。この味を伝えるべく様々な加工品を開発、販売している。趣味は読書、音楽鑑賞(クラッシックからロックまで何でも)、料理。好きなサカナはうちで獲れるおいしいお魚全般



Vol.25〜北海道の郷土食シリーズ3 くじら汁〜

この記事は2023年6月23日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。