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このまちのあの企業、あの製品
札幌市

お客様の想いが実現した麺をつくる!カネジン食品株式会社20190518

お客様の想いが実現した麺をつくる!カネジン食品株式会社

札幌は全国有数のラーメン店の激戦区。新しいラーメン店が続々と誕生したり、老舗のラーメン屋さんが新商品を発表したりと、ラーメンファンや観光客を巻き込んだ巨大マーケットは活性化の一途をたどっています。こうしたラーメン店を支えているのが製麺企業です。

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カネジン食品株式会社もこうした企業のひとつ。
原料の配合、縮れ具合、太さ、色合い、加水の状態...。お店の数だけ麺があると言っても過言ではないほど、麺に寄せられる要望はさまざまです。その要望にしっかり耳を傾け、さらに技術の粋を結集させながら、オーダーメイドのオリジナル麺を生み出すのが同社のスタイルです。

大好きなラーメン店の麺をつくる?

札幌市東区、札幌軟石造りの倉庫を改造した工場でお話を聞かせてくれたのは、製造スタッフの山本徹さん。

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山本さんはこれまでにいくつか職場を経験しましたが、子どもが生まれたことを機に家族と過ごす時間を大切にしたいと考えるようになり、腰を据えて働ける職場探しをしていたそう。そんな時に知り合いを通じて同社を紹介されたのだとか。

「海外にも活躍の舞台を広げるような成長株の企業であると知り、採用をお願いしました。今、自分は麺の原型にあたる麺帯の製造を担当しています。麺が切れてしまわないよう調整したり、麺の厚みを一定に保つなど細かな気配りが求められる仕事です。ひと言で製麺と言っても、原料の配合からブレンドやミキシング、麺帯づくり、カッティングとさまざまな工程があるんですよ」

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カネジン食品さんはなんと、北海道内の有名店の他、首都圏の行列系のラーメン店の麺の製造にも取り組んでいます。

「実は僕もラーメン好きなのですが、昔からファンだった店の麺を自分が製造することになるとは思わなかった〜(笑)!今もその店のラーメンを食べると、なんだかうれしいような、照れくさいような、不思議な気持ちになったりして...」

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自分のつくった麺が、行列をつくる?

チェーン店の麺をはじめ、個人経営店の麺製造もするので、多い時では一日で50種類の麺をつくることもあるのだとか。

「小ロットから大ロットまでつくる数量もそれぞれ異なります。この仕事に就いてつくづく思うのは、麺の種類が実に多岐にわたっているということ。配合や太さ、縮れ具合など、そのわずかな違いが、麺の味や風味に影響をあたえるんです。麺の世界は本当に深い。だからこそ、面白いんですけどね」

また、上司や先輩の指示を受け、機械やラインの稼働状況を見ながら途切れることなく効率的に麺帯を製造出来た時にはうれしさを感じると山本さんは笑います。

「それが一日続いたりすると、小さくガッツポーズしたり。あとは、お店からのオーダーを受け新商品をつくる時はちょっとワクワクしますね。先輩から配合を教わったり、麺のカットを手伝ったり、一緒に試食をしたり。そういう自分たちのガンバリの積み重ねがその店の人気につながるわけですから、責任も感じますけれど」

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いつかは海外でも働きたい!

海外にも進出しているカネジン食品さん。山本さんも海外で働いてみたいと思ったことはあるのでしょうか?

「とにかくイロイロ挑戦したい性分なので、独身ならぜひ一度行かせてくださいって言ってたはずです(笑)!今タイで働いている先輩もちょっと前まで、札幌の勤務だったとか。子どもが大きくなったら、ぜひチャレンジしてみたいと思っています。それにしても、ほんの少し前までラーメン店の海外進出なんてテレビの中の話でしかなかったけれど、今自分の会社が関わっているなんて...。環境の激変ぶりに戸惑っちゃいますよ」

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まずは麺の製造のすべての工程を任せてもらうまでになりたい、というのが山本さんの目標。さらに配合に関する知識や技能も磨きたい。そしていずれは、自分がつくったレシピで麺を製造したいと言います。

「それが人気になっていろんなラーメン店から指名でオーダーが舞い込むようになったら、きっとうれしいだろうなぁ...なんて今から想像をふくらませているんです(笑)」

小さなオーダーに真摯に向き合う会社であり続けたい。

取締役統括本部長の金野貴成さんにもお話を聞きました。
「カネジン食品が設立されたのは1983年のこと。当初は札幌のラーメン店様との商談がメインでしたが、どんな要望も再現していく技術力の高さや小ロットのオーダーにも対応する姿勢が評価され右肩上がりに受注が推移しました」

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2009年には首都圏にも進出し、HACCPとISO22000の両認証を取得した東京工場を新築。行列ができるような店や、超有名店といわれる店の麺を多数手がけるまでになり、首都圏の業務用専門製麺会社としてはトップクラスのシェアを誇っています。また2010年のシンガポールを皮切りに、タイや香港に工場を開設するなど、海外進出も実現。

「ラーメン店様の数だけ"麺"があり、それに寄せるオーナーや料理人の"想い"があります。北海道から首都圏へ、海外へと弊社の活躍の場は広がっても、一つひとつのラーメン店様の"想い"にしっかり耳を傾ける姿勢だけは頑なに守り続けたいと思っています」

カネジン食品株式会社
住所

北海道札幌市東区北28条東8丁目2-26

電話

011-753-1157

URL

http://kanezin.co.jp/


お客様の想いが実現した麺をつくる!カネジン食品株式会社

この記事は2015年7月8日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。