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このまちのあの企業、あの製品
赤平市

障がいを持つ人に手を差し伸べる会社です。北海道光生舎20161005

障がいを持つ人に手を差し伸べる会社です。北海道光生舎

障がい者の自立を支援するクリーニングビジネスを

koseisya5.JPG写真左 生活支援主任 山本喜隆さん

北海道光生舎の設立は昭和31年。創業者の髙江常男氏が幼少期に右目を失明、青年期に不慮の事故で両腕もなくしたという自身の経験をもとに、障がいがある人でもイキイキと働ける職場を作ろうとドライクリーニング工場を創業したのが始まりです。
「もっとも特徴的なのは社会福祉法人でありながら、ふつうの会社のようにビジネスの視点で経営されているということでしょう」そう教えてくれたのは厚生部の山本喜隆主任。
「ほかの企業と競争しながら利益を高め、職場の設備を整えたりお給料を上げていくことで、障がいのある方の本当の自立を支援しているんです」
清潔感あふれるクリーニング工場には、一般家庭からの衣類のほか、ホテルや病院、介護施設から寄せられる寝具やタオルなどが運び込まれています。これを最新のクリーニング機械で洗い、アイロンなどで整え、再びお客様に送り返していくのがスタッフの役割。広い職場を見渡すと、一般の従業員に混じって体や心に障がいを持つ方がたくさん働いています。さらにそういった方々に寄り添いながら、機械の操作の仕方やタオルのたたみ方などを教えているのが職業指導員の方々。かつては山本主任も指導員の一人だったそう。
「障がいの程度や体力などを考慮し、一人ひとりの能力に応じた職場で働いていただくことを大切にしています。指導するというより一緒に汗をかき頑張る、そんな感じで接していますね」なるほど。誰もが無理なくイキイキ働いているように映るのは、そうした会社のやさしさのおかげなのでしょう。

高齢者や社会的な弱者にも手を差し伸べていこう

koseisya7.JPG生活支援員 能勢理嘉さん

障がい者の職場作りから始まった北海道光生舎の歩みは、高齢者や生活に困っている方々の暮らしや就労を支援する施設作りへと広がりを見せています。ここでお話は能勢理嘉さんにバトンタッチ。光生舎フーレビラで生活支援員として働いています。
「障がいを持つ方が必要に応じた援助を受けながら、自立していくことを目的とした施設です。利用者さんの平均年齢は58歳。できるかぎり利用者さんの希望をかなえ、その人らしい生活を実現できるように取り組んでいます」赤平市内にはそのほか、通所施設やグループホーム、デイサービス施設も。
「障がいが重くなってもどんなに高齢になっても、ずっと故郷で暮らしていけるよう支援し続けるのがうちの姿勢なんです」

今に引き継がれている創業者のあたたかな思い

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二人に北海道光生舎で働く理由を尋ねてみました。
「一つは創業者の思いに共感したからです」と山本主任。「そして利用者さんとのふれあいがあるからでしょう。昨日までできなかったことが、今日できるようになる。その瞬間の喜びや感動は言葉にできません」
さらに能勢さんが言葉を続けます。
「職員も思いやりの心を持ったやさしい人ばかり。お互いを助け合うという職場の雰囲気にも助けられています」
設立からおよそ60年。弱者に手を差し伸べるという創業者の思いは、北海道光生舎の職員一人ひとりの心の中に、今もしっかりと引き継がれているのです。

利益を高めるビジネスモデルもこの法人の魅力です

koseisya9.JPG光生舎ワークショップ 施設長 髙島 朗弘さん

「クリーニング工場や店舗、さらに多彩な介護施設を合わせると、現在は700 人を超える従業員が働いています。また毎年5~10名程度の新卒者も採用しています。入社希望者は創業者の思いに共感したという方ももちろんいますが、 社会福祉法人でありながらビジネスを成功させる「企業授産のパイオニア」という部分に魅力を感じる方も多いようです。加速する高齢化社会。北海道光生舎の姿勢やビジネスモデルが、今後ますます注目を集めるのは間違いないと思っています。」

社会福祉法人北海道光生舎
社会福祉法人北海道光生舎
住所

北海道赤平市錦町2-6

電話

0125-32-3221

URL

http://www.koseisha.or.jp/

【事業内容】障がい者支援施設、障がい福祉サービス事業所、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、救護施設 ほか計14 カ所、障がい者グループホーム16 カ所


障がいを持つ人に手を差し伸べる会社です。北海道光生舎

この記事は2016年7月25日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。