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北海道で暮らす人・暮らし方
七飯町

カヌーガイド×ワカサギ漁師×スキー場スタッフ として働く。20161005

カヌーガイド×ワカサギ漁師×スキー場スタッフ として働く。

いつの間にかカヌーガイドに!?

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大沼・小沼・蓴菜沼を筆頭に、大小さまざまな湖沼群と緑豊かな自然が広がる大沼国定公園。四季折々の風光明媚な景色を楽しみに多くの観光客がこの地を訪れる。ここでカヌー体験を中心に大沼の自然をあますところなく伝えているのが、イクサンダー大沼カヌーハウスの畠中透さん。地元七飯の高校を卒業後、まずは電子機器製造工場に就職した。
「2年くらい懸命に働き、ある程度お金が貯まったところで退職しました。僕はスノーボードが大好きだから、若いうちにどっぷり楽しもうと思って。で、冬場に毎日滑りに行っていたんですけど...気づいたら『ヤバい! 貯金が底をついた!』と(笑)」
畠中さんが次の道を考えていたところ、イクサンダー大沼カヌーハウスで働いていた同級生から遊びに来るよう誘いを受けた。初めのうちはカヌーを楽しむだけだったが、ガイドの仕事を手伝っているうちにあれよあれよとアルバイトスタッフになっていたと笑う。
「カヌー自体も面白いですし、お客さんとふれ合って知らない土地の話を聞いたり、自然の魅力を満喫した幸せそうな表情を見たりすると自分も幸せな気持ちになるんです」
とはいえ、秋からの自然体験はお客様の数が落ち込むため、オーナー一人で賄うのが『イクサンダースタイル』。その間は別の仕事を探さなければならず、畠中さんはスキー場で働くことを決めた。
「僕が選んだのはコース設計の指示を出したり、ジャンプ台を造ったりする作業員。もちろん、スタッフだからタダでスノーボードを滑れるという魂胆もあったんですが、コース整備の仕事が忙しすぎてほとんど楽しめませんでした(笑)」

一年を通して働けるチャンスが到来。

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畠中さんはカヌーガイドとスキー場スタッフの二足のワラジを履きながら、3年間ほどを過ごした。カヌーハウスのオーナーからはカヌーを扱う器用さも親しみやすい人柄も気に入られ、晴れて正社員に昇格。
「それまでカヌーガイドが終わってからスキー場で働くまでの10月、11月は空白の期間でしたが、タイミング良くワカサギ漁をやってみないかと声をかけてもらえました。大沼のワカサギ漁師はこの2カ月の漁期に一気に稼ぐ短期集中型。年間を通して切れ目なく働けるチャンスがやってきたんです」
ワカサギ漁期は朝5時に網を仕掛け、一日の大半を湖の上で費やす日々。体力を要する仕事だが、「大漁の時は単純にうれしくてやりがいもある」と相好を崩す。この年から畠中さんは冬場の職を変え、索道員(リフトの運転やメンテナンス、お客様の誘導)として働き始めた。畠中さんにとって、1年を通して各々の取り組みの最盛期で働ける機会を得られるのが多業。多彩なスキルが身につき、人との出会いも多いというメリットがある一方、仕事内容がめまぐるしく変わるのは負担ではないのだろうか。
「僕は自ら多業を選んだのではなく、正直言うと運とタイミングだけで『三足』のワラジを履けています。実は工場で働いていた時のほうが稼ぎは良かったけれど、一年中自然とふれ合って楽しく暮らせているので、充実感は今のほうが格段に上。こんな働き方ができるのは、すべて大沼という土地のおかげですね」
畠中さんは遠くの駒ヶ岳を見つめながら、「大沼に出会っていなかったら...今ごろ何をやっていたんだろう」とつぶやいた。その瞳には自然に対する感謝の気持ちが宿っているようだった。

イクサンダー大沼 カヌーハウス
イクサンダー大沼 カヌーハウス
住所

北海道亀田郡七飯町大沼町22-4

電話

0138-67-3419

URL

http://www.exander.net/

大沼を知りつくしたガイドが、カヌーをはじめ多彩なアウトドア体験を提供。季節や日々の気候にあわせてベストスポットを案内。冬はスノーハイキングを楽しめる。


カヌーガイド×ワカサギ漁師×スキー場スタッフ として働く。

この記事は2016年6月27日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。