HOME>このまちのあの企業、あの製品>パティシエの挑戦を後押し!アンシャルロット

このまちのあの企業、あの製品
札幌市

パティシエの挑戦を後押し!アンシャルロット20170901

この記事は2017年9月1日に公開した情報です。

パティシエの挑戦を後押し!アンシャルロット

質の良い素材を使った食べ飽きしないケーキ、焼き菓子づくりで人気を呼ぶ札幌の洋菓子店『アンシャルロット』。 店頭に並ぶケーキは常時20数種類。苺のショートケーキ、ガトーショコラ、シュークリームなど定番の他、季節に合わせた色とりどりの限定ケーキも自慢です。北海道産をベースに3種のチーズをたっぷり使った濃厚なチーズケーキ『アンドゥトロワ』やマカロン、可愛らしくて季節感があふれるラッピングが感動モノの焼き菓子も種類豊富にそろっています。

bear_annecharlotte_02.jpg

ケーキの仕込みは早朝からスタート。

壁に掛けられた大型テレビでは製造現場の様子をリアルタイムで放映。仕事の様子が見学出来るので「この人たちがこんなふうにしてつくった商品なら」と安心して商品をいただくことができます。そんな製造現場で働くパティシエの一人、竹田拓さんにお話を聞きました。

bear_annecharlotte_03.jpg

「朝、出社したら、まずはその日に出すケーキを決めます。毎日20種類ちょっとですね。開店時間は10:00ですが、皆で仕事を分担しつつ、だいたい10:30〜11:00ごろをめどに全品をショーケースに並べるようにします。午後は翌日の仕込みをしたり、売り切れたケーキがあれば追加でつくったり、焼き菓子を焼いたりですね」

bear_annecharlotte_04.jpg

繊細なモノづくりに魅力感じ、パティシエの道へ。

竹田さんはどうしてパティシエになろうと思ったのか。その理由を聞いてみました。
「実を言うと、最初に憧れたのはパン職人なんです。高校生の時にテレビで見て『かっこいい!』って感動しちゃって。だけど、調理師学校に通ううちに、だんだん洋菓子を究めたくなって。もともと、物をつくるのは好きだったんで、ないものを形にしたり、雑然としたものを美しい形に整えることにハマっていったんです。ちなみに高校まではバリバリの体育会系。野球部でキャプテンをやってました」

bear_annecharlotte_05.jpg

洋菓子コンテストへの挑戦を、オーナーがサポート。

「ウチのパティシエは、みんな年が近いせいか、仲も良く、誰とでも気軽に話せる雰囲気です。就職したばかりのころは勤務時間が長く『しんどいなあ』と感じたこともあったけど、良い仲間に恵まれたおかげで今まで続けてこられたのかなと思っています。店でのキャリアは『真ん中よりちょい上』の中堅どころ。パティシエとしてはまだまだ半人前ですが、一応後輩の指導にもあたっています」
さらに竹田さんは、職場の魅力について、スキルアップへの支援が充実していることを挙げます。
「オーナーがコンテストにもよく挑戦させてくれるんです。本来の業務には関係ないことなのに、会社の経費で材料費も光熱費も、夜食まで出してくれて応援してくれて。スタッフのやりがいや将来をオーナーが真剣に考えてくれるのは、本当にありがたいことだと思います」

bear_annecharlotte_06.jpg

新人もベテランと競えるユニーク企画。

毎年11月に同店で開催される『アントルメ・フェア』では、新人もベテランも関係なく、自分のケーキをつくってお店に並べられるとか。
「日々の仕事が終わってからつくるのですごく大変なんですけれどね。最初の年は『自分がつくったケーキが売れてうれしい』とか思う余裕もなく、ただいっぱいいっぱいで1日が無事に終わって良かったという気持ちだけ。最近は『まだ何個売れ残ってるな』と気をもむ余裕が出来ましたね」

bear_annecharlotte_07.jpg

「まちのケーキ屋」であり続けたい。

「いい物、おいしい物をつくりたい」という気持ちはどこのケーキ屋さんでも一緒、と話すのはオーナーパティシエの吉本晋治さん。
「ただ素直に理屈抜きに「おいしい!」と思っているものをつくりたいですよね。そのためには妥協せずに良質の素材を使って、どうすればよりおいしいものをつくれるのかを研究し続けることが大切だと思っています。シンプルでベーシックなお菓子をつくって、「町場のケーキ屋さん」であることを貫いていきたいんです」

bear_annecharlotte_08.jpg

アンシャルロット
住所

北海道札幌市北区北35条西10丁目3-15

URL

http://www.annecharlotte.co.jp/


パティシエの挑戦を後押し!アンシャルロット

この記事は2014年1月28日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。