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このまちのあの企業、あの製品
中標津町

酪農家との絆を育む、株式会社コーンズ・エージー20170807

この記事は2017年8月7日に公開した情報です。

酪農家との絆を育む、株式会社コーンズ・エージー

飛行機の窓に広がるのは、遥か地平へと続く酪農地帯。取材チームはまもなく道東の空の拠点、中標津空港に降り立とうとしています。
今回取材にうかがったのは、北海道を中心に全国へネットワークを広げる機械設備の専門商社、コーンズ・エージー。酪農家なら誰もが知っている、業界の超メジャー企業なのだとか。

海外から直接仕入れる最先端酪農設備たち

中標津町の中心街にほど近い十字路、2階建ての社屋の前で迎えてくれたのは、コーンズ・エージーの社員の皆さん。

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「ようこそ、今日はよろしくお願いします」
建物を取り巻くように並べられているのは、巨大なタイヤが印象的なトラクターがラインナップ。なるほど、コーンズ・エージーはトラクターを販売する会社なのですね。
「半分正解です(笑)。弊社は多種多様な大型トラクターはもちろん、搾乳ロボット、牛舎の換気システム、自動給餌システムなどの設備、果てはフロアマットや小さな部品に至るまで、酪農に必要な機器設備のすべての販売とアフターサービスに取り組んでいる企業です」そう語るのは中標津支店長の前嶋勉さん。支店のスタッフを束ねる頼もしき上司です。

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「さらにこれらの製品は、すべて欧米や北米など海外13カ国から輸入されたもの。オランダやノルウェー、ドイツなど酪農先進国の最先端設備や、それに付帯する多彩な情報を酪農家の皆様にいち早く提供するのが私たちの使命なんです」

大型化・省力化を加速する酪農業界の救世主として

航空機のコックピットのような操縦席を有するトラクター、フルオートメーションで牛たちからのミルクを搾ってくれるシステム...コーンズ・エージーが取り扱う製品は、驚くほど先進的です。これらのラインナップを把握し、その機能や特徴を紹介していくのが営業メンバー。その主軸として活躍する高橋勇斗さんにお話をうかがいました。

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「酪農に必要な製品をすべて取り扱っているということ。その商材も酪農先進国から取り寄せた高機能製品だけ。自社メーカー企業とは違い、酪農家の要望にダイレクトに応える『選りすぐりの製品提供』ができるのが、うちの会社の特徴でしょう。自分も営業というポジションではありますが、売り込むのではなく、酪農家が抱えている課題を解消するための製品を提案するという感じ。この仕事スタイルを貫いているからでしょう、北海道の酪農家の9割以上の方々と何らかのお取引をさせていただいています」
酪農家の抱えている課題、その最たるものは人材不足。乳牛という生き物が相手の酪農の仕事、将来の担い手は年々不足していく一方です。
「こういった背景もあり、今後酪農業界の省力化・機械化はさらに加速すると言われております。弊社が扱う搾乳ロボットや高機能大型トラクターに注目が集まるのも、実に自然な流れなんです」

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酪農家さんと一緒に胸を熱くすることも

酪農家に接するのは営業職だけではありません。同社のもう一つの大切な業務が、提供した設備機器の修理・修繕や定期的なメンテナンス。これらの仕事を担当するサービスエンジニアの一人が、梶原駿さん。

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「酪農は生き物相手の仕事。このため牛に餌を与える設備、搾乳するロボットも24時間、365日体制で稼働しています。それが故障すると牛乳生産がストップしたり、牛たちの生命に危機が及んだりすることも。そんな時に酪農家のもとに駆けつけ、不具合の原因を探りいち早く修繕することも私たちの役割です」
時にはまだ夜が明けきらない早朝に機械がトラブルを起こしたり、修理作業が深夜に及ぶこともあるとか。
「牧場の経営に直結する場合もありますから、酪農家さんも必死です。その思いが痛いほどわかるから、自分たちも命がけで修理にあたります。原因がわからず途方に暮れかけたこともありましたが、なんとか故障箇所を突き止め、設備を再稼働させた瞬間のうれしさと言ったら...。酪農家さんから『キミがいてくれてよかった』と感謝の言葉をいただいたり、手を取り合い胸を熱くし合ったことも、一度や二度ではありません」

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一人ひとりと絆や信頼関係を深めることが仕事です

酪農家の方々にとってコーンズ・エージーのスタッフは単なるビジネスパートナーではなく、万が一の時にも頼りになる貴重な存在であり、牧場の未来をともに描いてくれる大切な同志でもあるのでしょう。梶原さんもうれしそうに話します。
「根が不器用なので、うまく修理できず迷惑をかけたこともありました。でも酪農家の方々は怒るわけでもなく、むしろ『頑張ってくれてありがとうね』とやさしい声をかけてくれるんです。きっと酪農家さんの役に立ちたい、牧場を支えたいという自分たちの気持ちが伝わるんですよね」
一年ほど前に結婚した梶原さん。その結婚式には酪農家さんからのご祝儀の品々が山のように届いたとか。酪農家さんとの温かな結びつきを感じさせるステキなエピソードです。
「表向きの仕事は、酪農の設備の提供や点検管理。でもコーンズ・エージーの業務の本質とは、酪農家の方々との絆や信頼関係を深めていくことなんじゃないかなって、思っているんです」
と、照れくさそうに話してくれた梶原さん。温厚で実直な人柄がそのまま伝わる、素敵な笑顔が印象的でした。

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株式会社コーンズ・エージー 中標津支店
住所

北海道標津郡中標津町桜ヶ丘2丁目53番地

電話

0153-72-3251

URL

http://www.cornesag.com/


酪農家との絆を育む、株式会社コーンズ・エージー

この記事は2017年7月21日時点(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治体や取材先の事情により、記事の内容が現在の状況と異なる場合もございますので予めご了承ください。